今日の夜のことである。
深夜、、運転中・・すごい事故に遭遇した。
ガードレールにぶつかったトラック、その後続車がそれをよけようとして路肩に乗り上げ一回転・・。すごい・・まさに映画のよう・・。
すでに、警察も救急車もきており、何人もの人だかり。
俺も近くのコンビニに、急いで車を止め、野次馬の一人になっていた。
事故の現場を見るたび、ブレーキをふみつつ、制限速度で走行する僕ちんである。
こえ~~~事故こえ~~~。死にたくねぇ~~よ~~。
その11年前の話である
1999年夏 車の免許はもっていたものの、バリバリのペーパーであり、バリバリの電車通であった。・・・がプータロウの俺は通勤も通学もしていなかったので、ただ移動に電車をつかっていただけである。
歳は24歳・・同級生は皆、立派な社会人として働いていた。
俺はというと、来年4月入社の会社は決まっていたものの、現時点はバイトオンリーの暮らしである。
俺のバイト先はAV専門販売店(エロエロショップ)である。
そこの店長もまた・・ヤーさんちっくで・・つうよりヤーさんである。
風貌は40代前半(実年齢不明)パンチパーマに金のネックレス・・Tシャツの下からは肌にずばらしい絵がかいてあるような(刺青だろうと・・)物が見え隠れしている。
靴はいつもロファーぽっい先がとがった靴をはいていた。その靴をみながら俺は『てめぇは魔女か・・。』と思ったわけで。
しかし言葉は乱暴だが、面倒見がよく、どことなくやさしさがあった。
いつも弁当と缶コーヒーを俺に差し出し・・・「食えよ。」の一言。
一日の売り上げが悪いときは、めちゃくちゃ不機嫌で、良いときは前歯が数本ない顔で素敵な笑顔をする、とてもわかりやすい性格だった。
その店長といつも仕事していた俺は、話相手にもなっていた。
いつも口癖のように俺にいうのは・・、
「おめぇ~~よ。もっと売れよ。エロビさぁ~~。客きたら買うまでだすな。」
なんて人だ、なんて店だと思いながら、買わない客が普通にでても何もいわない俺である。まぁ~~それが普通であるのだが。
『あ・・あ・・あんたがおかしいよ。』・・と思いつつ、銭湯の番台のようにレジ前に座っていた。
いきなり違う話を俺にふり、いつも一貫性のない問いに悩まされたというか・・そのギャップが面白かった。
いきなりである・・
「もし・・今目の前に海ガメがいたらどうする?」
「海ガメっすか?」
俺は『わかんねぇ~~よ。んなこと。』と思いつつ
「多分、塩水あげますね。」
「違うだろ・・お前。亀の上にのって、武天老師っていうだろ。ふつう、わかる。」
いつもこうである。
自分の考えを強引に押し付け、強引の共感させられる。
仕事上のことも、冗談めいたことも・・・。
そして、売れないときは俺にあたる。
「なんで売れねぇんだ・・お前。客こねぇ時は、おめぇが作業しながら動いて流れよくしろ。それ以前にお前は顔が悪い。」
「そうっすね・・わかりました。でも顔はかえられないっすよ。」
「整形すればいいじゃねぇ~~か。」
・・・と機嫌悪いときでも最後は冗談めいた笑いで終わるのがこの人の良いとこだ。
俺的には面白くないっていうか、むかつくが・・・。
しかし、バイトしながら就職活動の成果(銀行内定)が決まった時は自分の事のように喜んでくれたヤーさん(エロエロショップの店長)である。