日経平均は富士急ハイランドにアトラクションでも出す気ですか?というようなジェットコースター相場を続けていますね。
8/2 -2216円
8/5 -4451円
8/6 +3217円
8/18 +1207円
8/16 +1336円
8/16の終値は 38,062.67円
金曜は丁度38000円で頭を押さえられて終わりました。
38000円は、今年2月中旬に達成した後、下落時には何度も、半年にわたってサポートされてきたラインで、出来高も溜まっているラインですから、このラインを1度は割ってしまった以上、逆に戻ってきてもレジスタンス(抵抗ライン)になる可能性があります。

また、下落前の高値と安値でフィボナッチを引くと、現在の38000円はぴったり61.8%戻しになります。。
フィボナッチの50%と61.8%はターゲットとして意識されやすいので、その意味でもここら辺りが一旦の戻り高値になるというのが一般的な見方になるように思います。
もちろん、もしこれを抜けると逆にサポートになるのですが、今月の下げで警戒心を持った投資家が、ここから先を素直に買い進むようには中々思えません。
運よくこのまま一気に上昇してしまう場合、個人的には下落で多少の買い増しもできましたし、売ってしまった株も無いので、無理に高値追いすることなく、眺めているだけの相場になりそうです。
逆にここから反落する場合、34000円台で一旦買いを入れてみる予定です。
↓のような想定ですね。
ただし、34000円で下げ止まらない最悪のケースも同時に想定したいので、その場合には27000円まで下落したところまで買い下がれるようにしておきたいです。
↓のような想定です。
27000円は日経平均PERが11倍程度になるところで、これは過去の大暴落、リーマンショックやコロナショックの水準ですから、本当にここまで下がれば投資家もメディアも政府日銀もスクランブル状態ですね。
でも逆に言えばリーマンショックやコロナショックでさえ、この水準では下げ止まりました、というのがPER11倍(実際には瞬間的に10倍台までオーバーシュートすると思いますが)という数字なので、ここの水準で買えるように準備しておけば、そうそう負けることは無いです。
実際には初心者は、この水準で逆に売ってしまうんですけどね。
そして、「暴落で大損シター。NISAで政府に騙サレタ―。」と騒ぐ人が多数出るんですけどね。

米国も見ておきます。
DOWも日経同様に下げた後に戻りを試していますが、日経と違い綺麗な上昇レンジの範囲内での値動きです。
MACDはゴールデンクロス、RSIも過熱感の無い水準ですから、どちらかというと日本株よりも堅調な値動きをしそうな気がしますが、米国もこの先大きなイベントをいくつか控えています。
利下げと景気の先行きを示す経済指標は、次のイベントで大きいものは9/6の雇用統計です。
ただし、米国は9月の利下げはすでに織り込み済みで、利下げ幅が0.25bpだろうが0.5bpだろうがポジティブサプライズにはならなそうです。
逆に利下げ見送りなら失望売り、利下げ幅が大きすぎれば、FRBが景気後退を意識していると捉えられた下げ、というようにどちらに転んでも下げ材料にされてしまう可能性があるのではと思っています。
個別株でいうと、ビックテックのうち、NVIDIAの決算が8/28に控えています。
