■S&P500について
信用格付け会社のスタンダード&プアーズ社が、米国の優良500社を選定して指数化(インデックス化)したものです。
構成銘柄は定期的に入れ替えが行われているため、業績悪化した企業は、成長企業と入れ替わっていきます。
株式の分散投資は、50社ほどあれば効果があると言われていますから、500社は十分に分散投資として効果があると思われます。
バックテストでは配当再投資込みで、年平均10~11%程度と高いリターンを示しています。
■買い方について(投資信託)
最もお手軽な投資方法は、投資信託による買付になります。
代表的な投資信託はこちらになります。
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
信託報酬は0.09372%です。
1,3,6,12カ月の最大上昇/下落率は以下です。
他社の競合する有力な投資信託は
・SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (愛称:SBI・V・S&P500)
信託報酬0.0938%
・ブラックロック-iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
信託報酬0.0938%
・楽天・S&P500インデックス・ファンド【愛称】楽天・S&P500
信託報酬0.077%
・大和-iFree S&P500インデックス
信託報酬0.198%
・野村-はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500)
信託報酬0.09372%
等となりますが、お使いの証券会社次第で、取り扱っているものといないものがあると思います。
同じインデックスに投資する以上、運用成績はどこもそれほど差は出ませんので、お使いの証券会社で取り扱いのある中から、信託報酬が安いものを選ぶといいと思います。
各銘柄とも、分配金は出さずに内部で再投資されます。
■その他の投資方法
日米それぞれのETF(上場投資信託)で買い付けることも可能です。
ETFは証券取引所で株と同様に買い付けることのできるタイプの投資信託です。
通常の投資信託は、委託会社、受託会社、販売会社それぞれに信託報酬を払いますが、ETFでは証券取引所から直接買い付けるため、販売会社をはさみませんから、その分信託報酬が安くなるメリットがあります。
一方で買付単価は高くなる傾向がありますので、ドルコスト平均法での積立投資には向かないこともあります。
FTFの代表的なものは
日本上場のETFの場合
・iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF
米国上場のETFの場合
・ヴァンガード VOO
等があります。
ETFは投資信託と違い、年1%程度の分配金があります。
S&P500は、インデックスの中でももっとも有名で有力な指数です。
投資対象としても最有力ですが、投資しないとしても、他のインデックスとの比較対象の意味でも知っておくといいでしょう。