たのもー!!
札幌のコーチング&カウンセラー まさかなんてんです。
夏休みも始まって(札幌はあと数日で始まりまーす)、楽しい予定でいっぱいかしら?
お休みモードということで、今日はゆるーいお話をさせてもらいますよー。
私の趣味は、映画鑑賞です。
といっても、小難しいことはぜーんぜんわかんなくて、「面白いな」や「感動した」くらいの感想しかないんですけど(^^ゞ
今日は、「こ、これは、アメリカ人の毒親連鎖じゃないか!?」という作品と出会ったので、ご紹介しますー。
『8月の家族たち』
この映画は、昨年公開された映画です。
メリル・ストリープとジュリア・ロバーツが、バチバチしちゃう。出演者だけでも、すごい!
(ユアン・マクレガーと、ベネディクト・カンバーバッチも出てる)
今年の春のアカデミー賞で、メリルが助演女優賞にノミネートされたので、気になっていた作品が、やっとwOWOWで、放送されましたー。
くらーい、陰鬱な雰囲気で始まるこの映画。
見終わった後に、「やっぱり…。国は違えど、家族の問題ってなー…」と腕組みしちゃいました。
メリルが、ジュリアと、取っ組み合いするっぜっていうのが、この映画のセールスポイントだったのですが…。
※以下、ネタバレです。ちゃんと鑑賞したい人は、読まないでね。お願いします。
この映画には、4人の母の立場の人と、6人の子供の立場の人が出てきます。
どの組わせも、歪でるというか、ほんのり不幸なんです…。
母(メリル)は、毒舌系で子供へのコントロールがすごいうえに、ひがみっぽい。
長女(ジュリア)は、しっかり者で美人で、自慢の娘。おそらくは、母に依存されたんでしょうな。
結婚すると、物理的にも精神的にも母親と距離をとってる。(母親が嫌味を言ってた)
長女は、夫に浮気されるわ、ティーンエージャーの娘は反抗期だわで、幸せそうじゃない。
浮気夫の、「君はいつだって、自分が正しいんだな」という言葉が彼女を表してる。
おそらく、幼い頃に十分にあまえられなかったためでしょうな。
不幸な母(メリル)が、少女時代の思いでを語るシーンがあります。
で、気づきましたね。
「こ、これは、毒親の連鎖物語だ!!!!!!」
その思いでとは…
初恋にときめく少女のメリルを、その母親は残酷な方法で、馬鹿にして笑いものにしたんだって。
(普段も、けっこうひどかったんだろうな…と察して余りあるわ…)
だから、母(メリル)は、子供への愛情も、夫への愛情が歪んでしまったのでは?もはや、愛情っていえないくらいにね。
逃げたはずの娘(ジュリア)が作り上げた家族も、結局は幸せじゃない。
愛を知らない、愛され方を知らない、愛し方を知らない。
3つの【ない】の不幸は、代々、受け継がれてしまう。伝統芸能か!!
国は違えど、歪んでしまった親子の関係って、連鎖するんですね。
娘(ジュリア)は、母親から逃げたことで、影響を受けずに済むって考えたと思うのです。
が、
連鎖する「毒」は、逃げただけでは、消えない。
むしろ、そこから、始まる。
自分の中に存在する、「親」「母親」の存在と、しっかり向き合い、
自分を苦しめてる、生きづらくしているものを、探しだす。
そして、それを手放した時に、
本当の自分で生きられる。「毒の連鎖」を断ち切れると思うのです。
生きづらいと感じる自分を
「私ってダメな人間なんだ…」と、思わなくてもいいんですよ。
手放すのも、本当の自分を探すのも、これからだよ~と、
娘(ジュリア)に向かってさけぶ私なのでした。
せいやっ!