VTECとは・・


VTECとは「日常の使い勝手」と「スポーツ性」を両立させ、
世界ではじめて全域で快適なエンジンをつくり上げたHONDAの技術。

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/42/16/funfannsx/folder/674761/img_674761_25062179_0?20060209131610.gif


VTECをわかりやすく


エンジンは吸気→圧縮→燃焼→排気を繰り返してパワーを生み出します。
昔のエンジンは「吸気」「排気」を行うバルブ(弁)の開きが常に一定でした。

日常的に使う低回転では少なめのバルブの開きに固定すると、
スポーツ走行で多用する高回転では多めのバルブの開きにできないため、
偏ったエンジンでした。

低回転で 少なめ、高回転で 多めにバルブの開きを切り替え、
両方ともでちょうどよく「吸気」させる。それがVTECの新発想だったのです。



そのしくみは


バルブを押し下げるカムとロッカーアームを従来の1種類から2種類にし、
バルブの開きを少なめ多めに切り替えるのです。


その切り替えは、真ん中が切り離されているロッカーアームの中のピンを
油圧で動かして行います。
低回転時は、ピンが引っ込んでいるので、真ん中のロッカーアームが空振りします。
バルブは、両端のカムの小さな突起で押し下げられ、開きが少なめとなります。

高回転時は、油圧でピンを動かしてロッカーアームをひとつにつなげます。
するとバルブは、真ん中のカムの大きな突起で押し下げられ、開きが多めとなるのです。

That's VTEC !


「油圧でバルブを押し下げ、カムの種類を切り替える」それがVTECのメカニズムです。
モーターのようなエンジン、途切れのないエンジンと形容された理由はここにあったのですね。
HONDAだからこそ出来た技術なんですね(^_^)v