昨日のブログで、診断され手術に向けて準備をしていた時のことを書きました。

 

私が最初に紹介してもらったのは

自宅から近くの総合病院です。

家族もそばにいるし安心でした。

紹介状を書いてくださった医師も、そこなら大丈夫でしょうと

言ってくださいました。

 

総合病院で術前検査を受け、

執刀してくださるであろう医師の外来を受診しました。

 

先生曰く、

「肛門からの距離が近すぎるので、肛門を温存するという手術の

経験はありません。もし、肛門温存を希望するならば、

がんセンターなどで一度相談してみてはいかがでしょうか?」

私は医療従事者ですが、

自分のことでいろいろと考えることができなくて、

一般の方のように、できるだけ早く治療してもらえればよいということだけ

考えていました。

そして、良い先生に診ていただければ

病院に差はないと思っていました。

 

がんセンターに紹介状を書いていただきました。

同じ見解ならば、戻ってきても良いですよと

総合病院の先生は言ってくださいました。

がんセンターといっても4件くらい候補があって

一番確実と思ったがん研究所センター中央病院に紹介をしてもらいました。

 

診断から11日目

中央病院での診察でした。

診ていただいたのはベテランの先生。

私はツイているのかもしれないと思いました。

 

そこでの診察では

「肛門を残せるかどうかは、手術してみないとわかりません。

50/50の確立です。がんは命を奪う病気です。命のことを考えてください」

みたいなことを言われました。

話しやすい先生ではなかったし、肛門温存がすごくわがままのように

言われた気がしてがっかりしました。

でも、

私は、ここで手術をするしかない。と決めました。

術前検査の予約をとって、

その日は、看護師さんのところで今日の診断を聴いてどうだったか、

メンタルケアをしてくださるところに寄るように言われ、

そこで私は、

永久人工肛門になると、子供たちが結婚して孫ができて、

一緒にお風呂に入る時のことを考えると、

絶望感で圧しつぶされそうになりました。

 

それでも、立ち止まって考えるのは怖くて

1日でも早く治療を!と思い、

術前検査を受けました。

 

その検査結果を聞きに行く時、

私には決めていたことがありました。

 

それについてはまた明日かきます。