隣の部屋との間の壁を抜いたら壁と床の隙間から満州の五分硬貨が出てきた。最初は1円玉だと思ったが色が変なのでよく確かめて判明した。
調べたら満州の五分は日本の五銭に相当する金額だということがわかった。
満州国は1932年から1945年の間存在した国で硬貨に記されてる康徳二年は1935年。いずれにしても遥か昔に無くなった国の硬貨がなんでそんなところにあったのか不思議だ。
住んでるマンションが建てられたのは40年前だから満州に滞在していたことがある年配の職人が持ち帰った硬貨を記念品として財布の中にでも入れていたのを落としたと考えると辻褄が合う。