グループの中では“末っ子組”ながらセクシー担当のハンジュンは、幼い頃からダンスに触れていたメンバー。「初めて踊ったのは8歳の時」と振り返り、「その時から夢はアイドルだった。こうして夢を叶えることができて幸せです」と初々しくはにかみながら教えてくれた。

 

 一方、しっかり者なのが番組中でも表現力で魅了していたソンユン。釜山出身の彼は「両親のサポートを受けず、若くしてお金を稼ぐためにはどうしたら良いのか」を考えたそう。その結果、アイドルを目指したという努力家で意思の強いメンバーだ。

 そして幼い頃にバンドのボーカルを担当していた“セクシーポニョ”ことドハ。「学校で一番歌がうまかったのですが、社会に出てみると、自分が歌がうまいわけではないということに気づかされました」と振り返る。元々歌に興味があったが、スクールに通う中でダンスにも関心を持つように。「両親がRAIN(ピ)さんがすごく好きで、“セクシーだ”と言っているのを聞いて、自分もセクシーにならなくちゃという思いが強くなった」と笑顔を見せた。

 また、n.SSignでは唯一の日本人メンバー・カズタがリーダーを務めているのも特徴。最初は幼稚園の先生や、9年間プレイしていたバスケットボールに関する仕事を目指していたが「ある日、BTSさんを見て、自分も歌って踊れるアーティストになりたいなと思ったことをきっかけに、韓国に行く決意をして、そこからアイドルを目指し始めました」と語る。

 

 

サッカー少年だったヒョンは、学生時代に同級生の女の子たちがK-POPアイドルを応援している姿を見て「自分も歌が好きなのにな」と思いながらも「熱心に勉強している子たちを見ていると、自信がなくなってしまって、自分にできるのかなとか漠然と考えていた」そう。「今、自分がこうやってアイドルになれたのはすごくびっくりしているし、嬉しいです」と語った。

 中学2年生の頃の文化祭がアイドルを目指したきっかけだというヒウォン。「僕が率先して振り付けをマスターして、一緒に舞台に立つメンバーたちに教えた。生まれて初めて、一生懸命練習して積み重ねた結果、舞台で披露するという快感を感じました」とステージに魅了された経験を話した。

 クールな雰囲気を醸し出すジュニョクは、自分の理想像について「見ているだけでも希望を与えられるような人」を思い描いたという。それをどう実現するか考えた結果「元々目指していた道よりもアイドルの方が影響力が強いと感じた時から、アイドルへの道を目指し始めました」と教えてくれた。

 

 番組放送中、日本でも大きな盛り上がりを見せていた『青春スター』。この日来日したばかりだったメンバーだが、その反響を身をもって感じたことはあるのだろうか?

「韓国でバスキン(路上ライブ)をやらせていただいたのですが、その時に300人近くの方に来ていただいて、生のパフォーマンスを見ていただきました。日本からも何人か韓国に来てくださって、その時に僕たちの人気というか、反響を感じられました」(カズタ)

 そんなカズタにどんなリーダーになりたいかを聞いたところ、頼もしい答えが返ってきた。

「僕の父が昔、『リーダーはボスになってはいけない。リーダーは譲ることができる人がなるべきだ』と言ってくれたんですよね。なので、リーダーだからといって、“俺のいうことを聞け”ということではなくて、メンバーと寄り添って、一緒に手をつないで進んでいけるリーダーを目指しています。僕が前を走って引っ張っていくよりは、後ろから押していくようなリーダーになりたいです」

 この日の撮影中もカメラマンからのリクエストをメンバーに通訳して指示するなど、頼もしい一面と同時に、持ち前の笑顔で場を和ませるような姿も見せていた。7人の仲睦まじい雰囲気はカズタがリーダーだからこそなのかもしれない。最後に、メンバーたちはグループとしての展望についても力強く語ってくれた。

 

「n.SSignという名前は、New Star Sign=星が1つだけでは、星座(スターサイン)が作れないように、

7人で新しい星座を作っていこう、という由来があります。星は届かない存在ですけど、僕たちはそうじゃなくて、ファンの皆さんと目線を合わせながら交流して、つながりあっていく。そんなグループになっていきたいです」(ヒウォン)

「僕たちは結成してまだ2カ月になりますが、これだけ多くの関心や愛情を注いでくださっている皆さんに感謝していますし、支えてくださった分、これから返していこうという気持ちがすごく大きいです。期待してほしいですし、もう少しだけ待ってくださったら、もっとn.SSignとしてのカラーを持った自分たちを表すことができると思うので、お待ちください。愛しています!」(ドハ)