こんばんは。
かかりつけ看護師 かたおかさちこです
日本においては、がん医療における在宅死亡率は、
諸外国と比較しても低いことが明らかです。
また、緩和ケア病棟での死亡率でも
英国の16.5%に比べ、日本は2.7%と低くなっています。
これらのことから、日本では一般病棟で
最期を迎える方がまだ多くいらっしゃるという
ことが分かります。
その原因として、
「医師からの説明が遅すぎた」
「緩和ケア病棟のベッド待ちのまま
一般病棟で最期を迎えることになった」
その他の因子としては
「緩和ケアにより命が縮まると家族が考えていた」
「患者の状態変化に備える準備が
十分にできていなかった」などが
あげられています。
この理由から見ても、
医師とのコミュニケーション不足は明らか。
このように、患者、家族への「情報提供」、
それに並行した「心のケア」はとても重要です。
患者、家族が納得して、
自ら選択出来るようなサポートを行わないと、
御本人が亡くなった後
家族を含めた周囲の方々の気持ちも
立ち直れないままになってしまいます。
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