巨人ラミレス、王の記録破る。 | 滑走少年の横滑り☆奮闘日記

巨人ラミレス、王の記録破る。


プロ野球、巨人のアレックス・ラミレス外野手(35)が26日、東京ドームでの中日21回戦で初回に3点本塁打を放って今季102打点目を挙げ、8年連続100打点のプロ野球新記録を樹立した。

従来の記録は元巨人の王貞治が記録した7年連続。

 ラミレスは一回裏、無死一、三塁で迎えた第1打席、1ボールからの2球目、高めのフォークをとらえて左翼席へ完璧な40号3ランを放った。

今季102打点目を挙げて、王貞治が1963~69年に記録した7年連続を超えた。


 ラミレスは01年にヤクルトに入団、主軸として活躍したのち、08年シーズンから巨人へ移籍。途中から4番を任され、以降も不動の4番打者としてチームをけん引している。


 快音とともに、巨人のラミレスは力強いガッツポーズをつくった。

1-0の一回無死一、三塁から高々と放った打球は、左翼席上の壁を直撃する40号3ランに。

残り1に迫っていた8年連続100打点は、来日初打点と同じ本塁打で決めた。


 たたいたのは甘いフォークボール。

世界の本塁打王、王貞治(巨人)を超えるプロ野球最長記録達成に「偉大な選手である王さんの記録を塗り替えられて大変光栄だし、自分のキャリアの中でも大きな記録。サポートしてくれる皆さんのおかげ」と喜びをあふれさせた。


 ラミレスの長期間にわたる活躍を支えるのは、緻密(ちみつ)な分析だ。

そのきっかけは、来日直後に味わった苦い経験。

米大リーグで中軸を打った経験もあり「3Aぐらいのレベル」と考えていたが、多彩な変化球への対応に苦しみ、研究に本腰を入れた。

今や、過去の対戦を集めた映像を入念に見て試合に備えるのは、欠かせない習慣だ。


 チームにとっても、今季ここまで5戦4敗の吉見を打ち崩す貴重な一発。攻撃をけん引する4番は、七回に2発目となる2ランを放ち、首位再奪取劇の主役となった。



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