長くてしなやかはひとつの答えだ
同じ長さならチヌよりも格段に引きが強いことで知られてるイシダイですが、これを仕留めたラインはBLACK Sea Bream の筏テクニカル1.75号です。
いかに信用できるラインかということが言えると思いますが、それでもやはりロッドとのバランスは大切です。
Kさんは初めからロッドに関して、強いこだわりを俺に話してくれました。
しなやかで長いロッド。
大きなストロークと絶妙な追従性、減衰性を要求してきました。
できるだけ細いラインで食わせることを重視したい。
そしてデカいのを捕りたいと。
だから柔らかいだけのロッドではダメなんだと。
そんな難しいリクエストに対して、俺が提案したのはASRA190F2という初めて作るモデルでした。
これまでの経験と理論上から間違いないだろうと自信はありましたが、なにせまだ作ったことのないモデルでしたから実験的ともチャレンジングとも言えるものでした。
しかしその結果にはKさんも大きな手応えと満足を感じてくれているそうです。
もちろんこれまでにチヌも釣ってくれています。
しかし残念ながらまだサイズに恵まれず、40センチ台に留まっていたそうです。
もちろんその段階でもすでにこのロッドのポテンシャルを感じてくれていたことと思います。
そしてそれが昨日、このイシダイできっと確信に変わったことでしょう。
隣で一部始終を見ていたこれまた友人のS.Kも興奮気味に話してくれました。
Kさんのあの長いやつ!凄いな!と
そしてKさんは今、さらに長くしなやかで懐の大きいモデルの可能性を考えています。
電話がかかってきたら今度は新しいあのパーツを使ったモデルを提案しようと考えています。