語り尽くせない思いを 2 | ニシダ☆テツヤ NSR

語り尽くせない思いを 2

彼に伝えたいことは、単にあの不正行為に対する怒りだけではありません。

それまでに彼とどんなことがあって、どんな会話があったのか。

それによって、僕の彼に対する思いは確実に変わっていました。

そのことを思うと、奪われた歓喜や栄光や賞金のことなどは些細な事に感じます。

本当に残念で悲しいことは、僕が彼に受けた裏切りです。




そのお話もしたいのですが、今回は主催者に対しての考えを述べたいと思います。




主催者とはすでに電話で直接お話しさせていただき、僕の思いや考えは十分に伝えしました。

あのときに主催者が、その場で何らかの裁定を下さないといけない立場であったことはよく理解できますし、まったくデタラメな判断を下したとも思いません。
いずれに有利となる結果となっても、必ず後に論争となることは明らかでしたし、あの判断には根拠がありました。

したがって僕には主催者を非難する意思はなく、憤りはあくまでも不正を働いた個人へのものだと伝えました。

ただし意見や要望はたくさんありましたので、それは強く訴えもしました。

そして僕がなぜ多大なリスクを覚悟してまであのトーナメントに参加したのか、そんな思いも精一杯伝えました。

企業である限りは様々な事情や制約もあるでしょうが、同時に企業には企業の良心と責任感というものもきっとあるはずです。

後はその良心と責任感に従って今後の大会運営を行って欲しいと願うばかりです。