㉕パリを歩く その17:パリの手芸屋さん「Ultramod」 | 私的パリ案内

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大好きなパリ!美術館も音楽もいいけれど
美味しいものもチョコッと食べてみたい
そんなおばさんの旅レポートです

 フォションを出て、今日最後の目的地は古い古い「Mercerie」(メルスリー)手芸

屋さん「Ultramod」(ウルトラモッド)です。ベルサイユでは 時間が足りなくなって

泣く泣くサジューを諦めました。またパラパラと小雨が降っているのですが、ここ

は絶対!と言う勢いで行きました。私の大好きな趣味の一つ、洋裁や手芸に使う

アイテムを探すためですから!

 マドレーヌから「Opéra」(オペラ)までメトロ8号線で一駅。歩いて

10分足らず。でもお店はその先のメトロ3号線「Quatre Septembre

(キャトル・セプタンブル)駅のそばです。たった一駅ですが、疲れてい

のでオペラまでメトロに乗りました。駅を出て、そのまま振り返れば

かしい「Opéra Garaier」(オペラ・ガルニエ)が見えています。今回

ここに立寄る予定を組んでいません。オペラ座と言っても、今はバレエ

中心の劇場。シャガールの天井画が有名ですが、やはりチケットを買って、実

際にバレエを見てこそでしょう。


雨の中のオペラ座。歴史もあり、外観は立派ですが、

気さくにバレエを楽しめる空間です


オペラ座


 20年前に書いた本の「レシピ9 二つのオペラ座とマレ地区」の中で詳

しく説明していますが、オペラ座でのチケットは案外に簡単に買えたので

す。そして安い。今でも同じかどうか調べてみたところ、サン・シャペル

教会でのコンサートと同じようにCLASSICTIC.Comのサイトでチケットを扱

っていました。確実にチケットを入手したい時は、このサイトを利用する

のが良いかも知れません。またオフィシャル・サイトもあり、実際に劇場

に出掛けて行ってキャンセルがあれば当日券も買えるらしいです。服装は

気取らなくてもOKと言う口コミも。実際に自分で確認した情報ではないの

で少し頼りない感じがしますが、現在もあまり変わらないみたいですね。

貼り付け元 <http://www.hitoriparis.com/kanko/garnier.html >


 ちなみにオペラを鑑賞したかったら、「Bastille 」(バスチーユ)に

ある「新オペラ座」へ行きましょう。ここでもチケットは劇場で気軽に買

るはずだと思います。私は偶然手に入った当日券で「カルメン」を見ま

した。フランス語はさっぱりですが、知っている演目なので充分楽しむこ

とができました。

 雨の中を傘を差して歩いて数分。さぁ、着きました。ウルトラモッドで

す。ネットできちんと調べてきましたから、迷う事もありませんでした。

パリには日本ですっかり有名になった「La Droguerie」(ラ・ドログリー

)もありますね。しかも東京の他、全国に数カ所の日本支店があります。

パリのお店は一度ですが行ったことがあるし、なるべくパリ・オンリーを

目指したいので今回はパスすることにしました。


最初は帽子専門店からスタートし、100年以上前から続く

メルスリー(手芸屋)です


Ultramod


 ウルトラモッドはRue de Choiseul」(ショワズール通り)を挟み

2店舗あります。一つは帽子専門のお店を引継いでいるもの。そして、

もう一方が私のお目当ての手芸材料店です。ここには日本人の店員さんが

いるはずと思っていたら、いました。ネットで彼女のブログを読んで予め

知っていたんです。悪天候のせいか、お客は少な目。そのせいか、側に来

て親切に色々とアドヴァイスして下さいました。このお店にある品物はほ

とんどビンテージものだと言います。1点ものも多く、嬉しい限り。たっ

ぷりと目の保養をさせて貰いました。

貼り付け元 <http://ameblo.jp/ultramod/entry-10515543864.html >


ボタンは流石にクラッシックなものが多い


ボタン


カラフルなサテンリボン


リボン


レースも大人色のもが沢山


レース

種類も豊富なコード類


コード


アンティークなソーイングキャビネット。

下北沢の木綿屋さんにもありますが、

あのお店も50年以上の古いお店


糸

 全体的に見て、お値段はさほど高いとは感じませんでした。いつも思う

のですが、色が違う。キッチン用品もそうですが、フランスのものは色が

日本のものと違います。色そのものがシック。同じ赤でも真っ赤じゃない、

同じ黄色でもどぎつい黄色じゃない。だから色の組み合わせも、とっても

素敵になったりします。以前ドログリーで買ったボタンで洋服を数着作っ

てみて、その違いにびっくりしました。けして高いボタンじゃないのに、

付けた途端もっと素敵さがグレードアップするんです。


 今回買ったボタンはカルトナージュをやっている友人に頼まれた分と、

自分用のバッグの製作用。それぞれつまみ易い形のものを選んでいます。

して、思わず買ってしまったビンテージのミシン糸。自分が好んで使う

色から選んでみました。

このお店では(記憶に間違いが無ければ)30€からクレジットが使えま

す。私の場合、ボタンがそれぞれ1.00€~4.80€。糸は1本1.50€(約215

円)。合計は30€まで届きませんでした。レース類はまだいっぱい持って

るので次回に。生地は重いので買わないように我慢しています。お店

自体がアンティークな落ち着いた雰囲気。色々と見ていると、時間があっ

という間でした。


今回の戦利品


Ultramod 買い物


MadeleineUltramodまでのケム


マドレーヌ~オペラ座MAP