20年ぶりの出直しです! | 私的パリ案内

私的パリ案内

大好きなパリ!美術館も音楽もいいけれど
美味しいものもチョコッと食べてみたい
そんなおばさんの旅レポートです

 2014年3月16日:テーマを変更いたしました。

「60歳からの手作りの旅 パリ」→「ゆったりと

手作りの旅 パリ」


私が手作りの旅「海外旅行の達人・パリ編」を世に送

り出したのは1994年のことでした。5年ごとに改定する

予定でしたが、諸事情により果たすことが出来ませんで

した。それから20年。やっと再び旅を開始するチャンス

が訪れそうです。

 今や60代。40代との違いは体力や気力の低下でしょう

。記憶力もかなり怪しいです。でもその代わりに得た

ものあります。人生での少なくない経験と様々な情報。

ちょっとの事では慌てたりしない度胸は、残念ながらま

だまだですが。退職したので、たっぷりと時間にはゆと

りがあります。そこで今回から、「ゆったりと手作りの

旅 パリ」(仮題)と言うタイトルで出直すことにしま

した。


ここからは、再び旅を計画している私自身のための覚書

のようなものです。「手作りの旅」は完全に自己管理。

同じような旅をお考えの方達の参考になればと願ってい

ます。


 

私の旅の手作りの基本は「自分の目と足で歩く」「公

共の移動手段を使う」「安全を第一に」という3本を柱

にしています。

 

パリは東京の山手線の内側の広さに近い大きさ。どん

な小さな通りにも個性的な名前があり、とても歩きやす

いのです。方向音痴の私でさえ、目的の場所にほとんど

辿り着くことが出来ました。道路に立つ標識も多く、初

めて歩く旅行者にとっては大きな助けとなります。

 次は移動する時の公共の手段。パリは電車・地下鉄・

バスがとてもよく発達しています。特にメトロと呼ばれ

る地下鉄は14号線まであり、パリ市内を移動する時には

一番便利。確かお得なパスもあったかと思います。その

辺りは具体的なお話に入ってからにしますが。慣れてく

るとバスもなかなか便利。階段を降りたり昇ったりしな

くて済むのがメリットですね。電車はパリ近郊への移動

の時に使います。

現地では車の運転をと、お考えの方がいるかもしれま

せん。でも慣れない車の進行方向を気にしながらでは、

充分旅を楽しめないと思います。そして最も避けたいの

は事故。いくら保険会社が素早い対応をしてくれても、

事故のせいで旅の思い出が一気に吹き飛んでしまうこと

を想像すると私はパリで運転をしたいとは思わないので

す。

 その代わりにタクシーを使います。ここが若い人たち

との違いかも知れません。体力勝負はなるべく避けたい

のです。次に来るバスを何時間も待つよりは、タクシー

を上手に使いこなして精神的にも余裕を持ちたいと思う

のです。残った時間はもっと他の事につかおうじゃあり

ませんか。お金は多少掛かるかも知れませんが、恐らく

日本と同じぐらいの料金で移動出来るだろうと思ってい

ます。この辺りはユーロ加盟国になったパリの現地で、

実際に確かめてからご報告する予定です。

 最後に旅の計画や実際の行動は、常に安全性をチェッ

クしながら行います。ここは慎重に。まず現地での移動

と宿泊先への帰着予定時間に無理が無いか、どうか。目

的地が不穏な地域に入っていないか、どうか。特別の事

情が無い限り、なるべく深夜の行動は避けるなどが私の

気を付けている点です。


 今年、取材を兼ねて6月から7月にかけて約10日間のパ

リ滞在を計画しています。市内を中心に近郊を2か所、

そして出来れば遠出を1か所程度と考えています。あく

までも準備段階でのスケジュールです。今回も以前と同

じように色々な資料を集めて、読んで、調べてから出発

します。その経過をここでお話し出来る。そこが今回の

大きな変化です。調べ物もインターネットのおかげで広

く遠くまで調べて知ることが出来るようになりました。

嬉しい限りです。それでは早速始めましょうか。


簡単に私の第1作を目次で紹介します。

目次 

はじめに


1章 旅のカルトから

出発の日

パリへアクセス

レシピ1 小さな島の行列(シテ島、サン・ルイ島、レ・アー

ル)

レシピ2 お城のホテルはいかが?(ロワール川の古城)

レシピ3 古い教会のコンサート(サンジェルマン・デ・プレ)

レシピ4 つわものどもの夢の跡(ヴェルサイユ)

レシピ5 パリの下町を行く(モンマルトル)

レシピ6 海の薫を求めて(ノルマンディ)

レシピ7 森の市場の蜂蜜ケーキ(フォンテーヌブロー)

レシピ8 近代アートのお裾分け(ポンピドゥー・センター

レシピ9 憧れの三ツ星レストラン(二つのオペラ座とマ

レシピ10 シャンソンの行方(カルトにないレシピ)

  

2章 旅のアミューズ・グール

ホテルの事情

新たなる旅立ちのために

以上です。どうでしょう?旅の手作りを始めようとする

あなたは興味を持たれましたか?次回は「はじめに」か

らお話することにいたします。

1994年発行の第1作。編集さんのツテで

蛭子能収さんに表紙を描いて頂きました。

丁度横浜のランドマークが開業した年。

有隣堂さんの店頭に平積みして頂き、

1間で完売しました。


著者出版本 1994年