つれ:「ノーベル賞月間に入って、本邦の研究者が化学賞の栄誉に輝いたねぇ」

 

ズレ:「1049年の湯川秀樹先生から数えて32回目でここ3年は連続受賞と、不斉自己触媒反応とやらには全く見当が付かなくても野次馬の鼻が高くなるぜ」

 

つれ:「学識のない身には3年前の平和賞が印象深いものの、この期に及んでトランプさんはまだ平和賞に未練タラタラらしいよ」

 

ズレ:「アメリカンジョークならウケるけど、正気の沙汰ならその名誉欲たるや常人には量り難い厚顔ぶりだわな」

 

つれ:「物は言いようとはいえ、イラン攻撃もそれで世界を破滅から救ったとは言いも言ったりだねぇ」

 

ズレ:「世界を破滅の淵に追い込んどいて平和賞をよこせたぁ、ブラックジョークとしてもかなりイケてるんじゃねぇか」

 

つれ:「差し上げるなら平和賞でなく、その破壊力を顕彰すべくノーベル賞の元になったダイナマイトを贈ったらどうだぃ・・」

 

つれ:「古典ベースの特撮ものは昔の技術だとどうしても登場する怪物や巨人の動作が不自然でそのぎこちなさがユーモラスに映るせいか作品もどこはかとなくほのぼのとした印象になったもんだけど、今の技術をもってすればそんな不自然さはないから物語がリアルに感じられるねぇ。

 シュリーマンさんがトロイの遺跡を発見するまでは神話の領域だった古典中の古典とも言うべきオデュッセイアが映画になるってのに興味を引かれて事前に原作をおさらいしつつ拝見したところ、ストーリー以前にまずは迫力溢れる映像に圧倒されちまったょ。

 神の怒りに触れて帰国を阻まれた主人公が幾多の困難を乗り越えて妻子の元に戻る冒険譚の大団円は目出度し目出度しながら、ゼウスの掟ってぇ秩序が失われたが故の苦難との位置付けは世界平和てぇ秩序を軽んじて第三次世界大戦になりそうな現在と重なるようじゃないかぃ」

つれ:「アジア大会の競技は金メダル総数ともに史上最多で32年ぶり3回目の日本開催に錦を飾ったものの、相次いだ不手際の方が目立っていささか艶消しな按配じゃないかぃ」

 

ズレ:「愛知県知事にJOC会長まで直々に侘びを入れるほどの惨憺たる有様だったからなぁ」

 

つれ:「大会運営自体が競技種目だったら、大惨敗で予選敗退ってとこだよねぇ」

 

ズレ:「責任追及でなく、今後に備えて失敗の本質を客観的に分析し尽すべきだろうよ」

 

つれ:「喉元過ぎれば忘れっぽいのが日本の華だけに、ほどなく有耶無耶になっちまいそうだよ」

 

ズレ:「良薬口に苦しで、苦渋の失態を反芻して噛み締めないといつまでも不細工を繰り返すばかりだぜ」

 

つれ:「熱さを忘れる度に政治とカネを繰り返すくらいは御愛嬌でも、大東亜戦争の苦い教訓も十二分に拳々服膺してると思えないまま遠からず戦争を経験した語り部は絶えるのが心配だねぇ・・」

 

つれ:「今年のボジョレーヌーボーは、早くも9月末には日本に入ってるんだってさ」

 

ズレ:「早く入荷したなら早く飲みたくなるのが酒吞みの心情だけどよ」

 

つれ:「あくまで11月第3木曜解禁の縁起物なんだから、フライングしちゃ有難味も中くらいなりってもんだろうに」

 

ズレ:「暑さでブドウの成熟が早まった所以てぇと、出来映えのほども気になるわな」

 

つれ:「早く仕上がったのを幸いに運輸リスクがないうちに送っとこうてなぁ、今の国際情勢ならではだねぇ」

 

ズレ:「てこたぁ成熟が遅れたうえに各地の紛争激化で空輸がストップしたら、解禁に間に合わないてな事態も起きるんじゃねぇか」

 

つれ:「世界中のファンが待ち兼ねてるからには、そうなりゃヌーボー休戦が発効するんじゃないかぃ・・」

 

つれ:「クマと違って古来春日大社でお馴染みだからアーバンディアといっても脅威は感じないものの、鹿の食害もかなり深刻になってるようだねぇ」

 

ズレ:「鹿せんべいをねだってるうちは愛嬌者でも、佐久のコスモス畑で30万株を蝗害のように食い尽くすたぁもはや猛獣の域だわな」

 

つれ:「イナゴはそう頻繁には大発生しないけど、鹿の頭数は増える一方みたいだよ」

 

ズレ:「食害を招く野生動物は積極的に頭数管理すべく、組織立った政策として駆除に乗り出したらどうでぇ」

 

つれ:「熊ですら今に至っても異論を唱える向きが絶えないのに、鹿の大規模駆除なんて猛反発が起きるんじゃないかぃ」

 

ズレ:「そんな悠長な問答を繰り返してるうちに、熊鹿に加えて猪や猿が遠慮なく作物を食い散らかして人間の食い物がなくなっちまうぜ」

 

つれ:「毛沢東さんの号令一下で雀絶滅に動いた中共じゃないんだから、四獣駆除運動なんて起こせるもんかね・・」

 

つれ:「倉本聰先生の訃報に触れて、皆さんの瞼の裏には北の国からのシーンが浮かんだんじゃないかぃ」

 

ズレ:「広大な自然を借景にして一つの役柄の変遷を描いた21年に及ぶシリーズだけに、幅広い世代にそれぞれの思い出があるだろうなぁ」

 

つれ:「子役から始まった純と蛍の実年齢での成長に合わせた、リアルタイムのファミリー大河ドラマだもんねぇ」

 

ズレ:「倉本先生より先に中ちゃんや五郎さんが他界されて同一メンバーは望めなくなったとはいえ、その後の北の国の様子をドラマで見たくなるわな」

 

つれ:「数々の作品で御活躍ながら、今でもその役者さんを拝見するたび純と蛍に見えちまうよ」

 

ズレ:「スタジオのファミリードラマには橋田壽賀子先生の渡鬼てぇ金字塔があるものの、地方ロケでこれほど時間を掛けたスケールの大きいTVドラマはおそらく空前にして絶後なんじゃねぇか」

 

つれ:「今やネット配信に押されて、TV自体の存続にも?がついてるからねぇ・・」

 

つれ:「習皇帝の追従で我が意を得たりと、トランプさんが大統領令でAIをSIに改称したんだってさ」

 

ズレ:「それに拘束される政府機関と違って、民間がどれほど追随するかが権威のバロメーターになるんじゃねぇか」

 

つれ:「もうすっかりAIで定着してるのを、今さらSIにしたって混乱を招くばかりだろうねぇ」

 

ズレ:「人工知能てぇと人間がコントロールしてるイメージだけど、超知能となると人間が支配される印象だしなぁ」

 

つれ:「SIの方が実状に即してると宣うからには、AIの暴走も是としてるみたいじゃないかぃ」

 

ズレ:「有能な大統領なら制御できるってのをアピールしたいにしても、トランプさんよりはAIの方がなんぼか有能っぽいやな」

 

つれ:「むしろトランプさんがSIに従ってくれりゃ、無茶振りの朝令暮改もなくなりそうだよ・・」

 

つれ:「創立150年にして、東京大学に初の女性学長が誕生するらしいよ」

 

ズレ:「学内選挙じゃダブルスコア差の2位から大逆転したのが、いささか波紋を起こしてるみたいだぜ」

 

つれ:「初の女性首相が登場したからには東大もってノリじゃないのかぃ」

 

ズレ:「そんな単純な話じゃないんだろうし、もそっと選考理由を詳らかにしたらどうでぇ」

 

つれ:「得票数だけで決定すると、どこのどなたとは言わないけれどトンデモ大統領が返り咲いたりするしねぇ」

 

ズレ:「選挙で当選すると無条件で全面白紙委任になるのが民主制の危うさってこった」

 

つれ:「トランプさんの剛腕に和平仲裁を期待こそすれ、イラン攻撃を始めてくれとは誰も願ってなかっただろうからねぇ・・」

 

 

つれ:「注目された習皇帝訪米はトランプ大王訪中への答礼の範囲で、世界が震撼するほどの目玉はなかったようだねぇ」

 

ズレ:「トランプさんのメディア排除は裁判で差し止めになったものの、排除への抗議として折角の豪勢な歓迎式典を中継しないてのがアトラクションになったわな」

 

つれ:「トピックスとしちゃ、毛沢東中国共産党中央委員会主席の後裔を第2次世界大戦の同盟と持ち上げてトランプさんがアバウトな歴史認識を披瀝したくらいかねぇ」

 

ズレ:「抗日戦争の同盟と言うなら、蒋介石国民政府主席が落ち延びた先の台湾さんてことになりそうだからなぁ」

 

つれ:「シレっと受け取りつつも、台湾支援をやめさせたい習皇帝とすりゃ心中で苦虫を噛み潰してたかもねぇ」

 

ズレ:「さすがにトランプさんみたいな短慮は起こさず、パンダ貸与を取り止めるてな大人げないことはなさらなかったけどよ」

 

つれ:「日本じゃ鯉の餌を放り投げたトランプさんが、本邦ほどパンダを有り難がるとも思えないけどさ・・」

 

つれ:「さすがにまだ晴れると暑いとはいえ、今夏は総じて酷暑日を設けて待ち構えたほどには暑くなかった感じだよねぇ」

 

ズレ:「スーパーエルニーニョで一層の猛暑になると言われた割に、少なくともお江戸界隈はエルニーニョは冷夏てぇ教科書通りの曇天長雨続きだしよ」

 

つれ:「1993年も冷夏長雨で米が育たず、外米輸入を解禁した騒動を思い起こすようじゃないかぃ」

 

ズレ:「米不足とくりゃ三昔前の話より、冷夏どころか猛暑なのに米価が暴騰した去年の米騒動の方を思い出すわな」

 

つれ:「今は逆に米価が下落して困ってるらしいけど、各地で水害が続くと今年の作柄が心配だねぇ」

 

ズレ:「米騒動と共に去年の苛烈な暑さも記憶に新ただからまだまだ暑くなりそうな気がするものの、彼岸も過ぎて収穫の秋を迎えるからなぁ」

 

つれ:「近頃は以前の常識が通用しないだけに、新米が出回っても価格が下がらなかったように彼岸過ぎても暑さ寒さが続くのかもよ・・」