ITパスポート資格はどんな人に向いているのか?
情報技術は私たちの社会の隅々まで深く浸透し、今やどのようなビジネスにおいてもITなくして成立しない状況にありますが、その傾向は今後も加速する一方でITパスポート資格はあらゆる方にとって価値ある資格として人気と評価が高まっています。
それを裏付けるデータとして令和2年下期からITパスポート試験の受験者数が一気に増加しています。
ITパスポート資格が社会人として必要不可欠になりつつあることを示す具体例として、新卒採用で入社前にITパスポートの取得を促す企業や学習を支援する企業、合格者に報奨金を出す企業などが多数存在しています。
以下、それぞれの年代や立場の方々にとってITパスポートを取得することにどんなメリットがあるのかを解説しました。
中学生
一般的に資格取得に興味を持つのは早くても高校生くらいなので中学生でITパスポートを取得しているとなるとかなりの希少人材です。
とは言え、最年少合格者の年齢が9歳ということを考えると中学生での合格は決して難しいものではありません。
小学校でもプログラミングが必修化され、高校の授業に情報が加わり、大学入学共通テストにも情報やプログラミングが出題されるという昨今の流れから推察すると高校受験でも間違いなく評価される流れになるでしょう。公立高校では当面は受験科目には採用されないかも知れませんが内申点では間違いなく評価されると思います。
なお、私立高校ではすでに入学テストに情報やプログラミングを出題する学校も多数あり、おそらくこの傾向は加速するものと思われます。
中学生のうちに取得すれば秀でたる者として評価されること間違いなしです。
高校生
高校生にとってITパスポート取得の効果は絶大です。
その理由として最も大きいのは大学入試で優遇されることです。
令和7年度以降の大学入学共通テストから情報の教科が加わることは周知のことですが、現時点でも情報技術を持つ高校生に対する優遇が多くの大学で行われています。
情報の授業とITパスポート取得のための勉強は重なる部分が多く、ITパスポートの勉強をすることは情報の成績アップに直結します。
大学生
今やITなくしてビジネスや組織は成立しないため企業や役所もITに関する基礎知識を備えた人材を求めており、採用評価にITパスポート資格を活用しています。
というわけで、ITパスポート合格は言わずもがな就職に有利ですが、特に非IT系企業への就職に有利だと思われます。
その理由は情報技術は非IT系の企業にも浸透しており情報技術を持つ社員が一定数必要であるが、ITに詳しい人材が非IT系企業への就職を希望する絶対数は少ないため、そこがねらい目となります。
逆にIT企業への就職を希望する場合はもっと上級の資格を取得することや、資格に加えてプログラミング技術を身につけておくことが重要になります。
新卒採用時のエントリーシートでITパスポートの合格やスコアを確認する企業が多数あり、大学生にとってはもはや必須の資格になりつつあります。
このような社会情勢を踏まえ大学ではITパスポートを活用した人材育成に注力してます。
大学生にとって必須の資格であることを証明するかのように大学在学中の応募者の割合が高くなっています。
非IT系企業の社員および就職希望の人
今やIT企業でなくても今や情報技術は企業にとって必要不可欠なものですが、IT人材は慢性的に不足していますので情報技術を持つ人材、あるいは情報技術を獲得する意欲のある人材が重宝されています。
IT人材が豊富なIT企業では霞んでしまう可能性がありますが、非IT企業の中にあってITパスポートを取得することで高い評価が期待できます。
個人事業主、小さな会社の経営者
情報技術が人々の生活に大きな影響を与え、その影響が日々拡大している社会情勢にあって、なんらかのビジネスを営んでいる個人事業主や経営者がIT技術を身に付けることが必須になってきています。
今後、web3と呼ばれてるNFTやメタバースの浸透、および、ネットの通信速度が5Gや6Gに高速化すること見据えて、その恩恵を充分に活用できる発想力が必要になります。そのための基盤として幅広くITの基礎知識を獲得するためにITパスポートを取得することは大きな意味があります。
また、自社の仕組みづくり(システム開発)をする上で発注先のエンジニアと不自由なくコミュニケーションをとるためにもIT用語などを熟知しておくことはとても重要です。
副業・在宅プログラマー
現在IT技術者として働いている人であっても組織に属しているエンジニアは担当している分野のことには詳しくても他のことには疎い場合が多いです。
ですので、これから副業や在宅でプログラマーになろうとする人にとって、幅広くITの知識を持つことで活躍できるジャンルを広げることができます。
また、プログラミングの仕事を獲得する際にITパスポート資格をポートフォリオに記載することでプログラミングだけではなく、一定以上のIT全般の知識や用語を熟知している証明となるため仕事を依頼する側にとっての安心材料となり、よい条件で契約できる可能性が高まります。
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