ゼリア新薬の22歳男性「ある種異様な」新人研修受け自殺 両親が提訴
昨日、Facebookのタイムラインにこのニュースが流れてきました。
胸が締め付けられる気持ちです。
「厳しくしてやって下さい」「ビシっと締めてやって下さい」
研修講師はそんな風に頼まれることが少なくありません。
そこには、できない人、ダメな人、弱い人をどうにかして下さいという思い見えます。
その裏には担当者は上司の「成長してほしい」という願いがあると信じ、お気持ちは受け止めつつ、その言葉額面通りの研修をすることはありません。
私は研修講師として、受講者をできない人、ダメな人、弱い人でどうにかしてやろうとは思っていません。
自ら成長する可能性がある人として見ています。
人は皆、自ら成長する力を持っています。
人材育成研修で何より大切なのは、その力を引き出しすことです。
そして、安心して力が発揮できる安心安全な雰囲気があることです。
本来、叱責したり、罵倒したり、無理やり何かを言わせたりすることなどありえないのです。
恐怖や不安に追い詰められ、萎縮し息を潜めた人が力を発揮することができるでしょうか？
人材育成とは、その受講生を一人の人として認め、可能性を引き出し、力が発揮できるよう勇気づけること。
依頼する担当者や上司に理解がなかったとしても、人を育てる専門家であれば外してはならない道だということを強く強く訴えたいと思います。
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