昨日、新撰組の集会の桜花会で、人を斬った後の、刀の話題になった。
正直、私は試し斬りを行なうが、人を斬ったことはない。
ただ、刀に血が付着したまま、鞘に収めると、一晩で錆が発生する。
時代劇には、侍が斬った後、紙で刀身を拭う場面があるが、拭い紙で拭った程度では、血糊は落ちるものではない。
また、鞘の中に血が付いてしまうと、刀身に錆が発生する。
従い、人を斬った後の刀を鞘に収めても、帰ってから、刀に付いた血糊をとり、別の鞘に収めておくのが望ましい。
侍は、外出するときには、刀身を拵えに入れて腰に差して歩く。
この拵えが高く、私の拵えは60万円である。
当時も、名刀は、それなりの拵えに入れていたので、やはり安くはなかったであろう。
普段、刀を保存するときは、白鞘に入れておく。
白鞘は、中に刀の錆が発生しても、割って掃除することができる。
通常、外装の拵えの鞘は、中を割ることができない。
極稀に、入れ子の入った鞘がある。これだと、鞘から刀身の当たる入れ子を取り出して、白鞘と同じように、中を掃除することができるが、今では作る職人がおらず、修理も難しいと聞いた。
また、拵えの鞘には漆が塗られており、拵えに刀身を入れて外出する場合、刀身に刀剣油を塗ってはいけない。
刀剣油で、漆が剥がれてしまうからである。
刀は、刀剣油を塗らないと錆びてしまうものであるが、私は毎日、抜刀しているので、鞘に収めるとき、ティッシュペーパーで刀身を拭った後、刀剣油を薄っすら染み込ませたリント布で、刀身を拭いて、鞘に収めるようにしている。
やはり、全く、刀剣油を塗らないのは、不安であるし、抜刀時の滑りも、極僅か刀剣油がついていた方が、調子が良いのである。
それから、刀に血糊が付いても、湯で落としてはいけない。
焼き刃が戻ってしまい、斬れなくなってしまうからである。
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