これについては、ケトン体質の促進の結果としても説明しましたが、強調すべき効果として、改めて解説しますね!

通常、私たちは食事をすると、炭水化物や糖が体内でブドウ糖に変わり、血糖値(血液中のブドウ糖[グルコース]の濃度)が上がります。

すると、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが分泌され、ブドウ糖を細胞に運び、エネルギーとして使ったり、余った分を脂肪として蓄えたりします。

しかし、食事によって血糖値が急激に上がり、それに続くように急激に下がる(=血糖値スパイクが発生する)と、血糖値が安定せず、体がエネルギー不足や疲労を感じやすくなります。

この「血糖値の乱高下(スパイク)」が続くと、糖尿病や肥満、高血圧などのリスクが高まる原因にもなります。

ファスティングをすると、食べ物が入らないことで血糖値が上がりにくくなり、体はインスリンに頼らずにエネルギーを保つ仕組みを整えます。

最初は肝臓に蓄えているブドウ糖を使いますが、それがなくなると、脂肪を分解してケトン体を作り、エネルギー源として使います。こうして、体は「糖(ブドウ糖)」ではなく「脂肪」を主なエネルギー源にするため、血糖値が安定しやすくなるのです。

血糖値が安定すると、食後の眠気や疲労感が少なくなるほか、

エネルギー不足を感じにくくなり、集中力も高まります。

また、インスリンの分泌が抑えられることで、インスリンの働きが悪くなる「インスリン抵抗性」を防ぐ効果も期待できます。

このため、ファスティングは血糖値の安定を通じて、糖尿病や生活習慣病の予防にもつながると考えられています。

まとめると、

ファスティングよる効果は以下のとおり。


✅食べ物が入らないため血糖値が上がりに

    くくなり、体が脂肪を分解してケトン体

    をエネルギー源として使う。これにより、

    血糖値が安定しやすくなる


✅血糖値の安定すると、食後の眠気や疲労

    感が低減し、集中力が上がる。


✅インスリン抵抗性が予防され、糖尿病や

    生活習慣病のリスクが低減する。


ファスティングによって、血糖値を安定させることでコンディションを良好に保てるのです!


ファスティング効果はすごい💕