ホームドクターはエコー検査の結果を受けて、専門医に相談していたようです。
 1人はCTかPET検査を受けるべきとの意見。
1人はCTかPET検査を受けるべきとの意見。
 もう1人は胃カメラを受けるべきとの意見。
もう1人は胃カメラを受けるべきとの意見。
胃カメラの方が予約も取りやすいということで、胃カメラ検査を受けることになりました。
今はPET検査の意味をわかっているので、癌が疑われていたとわかりますが、ホームドクターは癌という言葉を使いませんでした。
能天気な私は
胃カメラ→胃のポリープ?→胃のしこり?→他にしこりがあるか探すのかな、なんてトンチンカンな理解をしていました
胃カメラの際にエコー検査の診断書も持っていきなさいとコピーを渡されたので、
帰宅し読んでみると
「Ganglion de Trosierの疑い」
とあります。
インターネットで検索してみるも日本語訳は出てこず、Ganglion de Virchowの別名を探し当て検索するとウィルヒョウ転移とあります。
ウィルヒョウ転移とは・・・
ウィルヒョウ転移(うぃるひょうてんい)は、消化器癌などが左鎖骨の上のくぼみにあるリンパ節(左鎖骨上窩リンパ節)に転移することである。胃癌が代表である。
(出典 : https://www.kango-roo.com/word/20939)
 左鎖骨の上のくぼみ
左鎖骨の上のくぼみ
自分のしこりの場所がこんなにもピンポイントで当てられていることの驚き。リンパ節ができる場所は数あれど、しこりがある左の鎖骨上窩はただのしこりと無視できる場所ではなかったことが衝撃でした。
 胃がんが代表である
胃がんが代表である
だから胃カメラだったのか。。。そこで初めて自分に癌の疑いがあることを認識しました。
しかもウィルヒョウ転移は胃がんのステージが進行した状態で見つかるとの記事を読んだため、気分はどん底まで落ち込みました。
自分がもうすぐ死ぬかもしれないという死の恐怖もありますが、それよりもつらいのは2人の幼い子どもを残して逝くこと。
もし私が死んだ時のこの子たちの気持ちを想像するだけで、辛すぎて涙が止まりません。
でも泣いてる姿を子どもに見せる訳にはいきません。子ども達が起きている間は必死に遊んで、寝顔を見ながらたくさん泣きました。
 現在の気持ち
現在の気持ち
実際は末期の胃がんではなく悪性リンパ腫だった訳ですが、この時点で死を間近に感じたからこそ今落ち着いていられるのかもしれません。
と言うのも、悪性リンパ腫は比較的抗がん剤の効きやすい病なので、今は悪性リンパ腫で死ぬことを想像していません。100%治る気でいます。
今感じている恐怖は、死ではなく抗がん剤治療への不安です。
語彙
ウィルヒョウ転移 ganglion de Trosiere(Virchow) / Virchow’s nodes