川上犬の でん君

もう2年も 過酷な環境で 「飼育」 されています

多くの方々の署名により

でん君が幸せになれますように

 

 

 

 

以下は キャンペーンページからの引用です。

 

 群馬県川場村の道の駅「川場田園プラザ」の敷地内で、でん君という犬が「マスコット犬」として見世物にされています。

川場田園プラザは広い敷地に美しい施設が並び、食べる、買う、遊ぶなどの充実した人気の道の駅ですが、その敷地の真ん中、たくさんの人が行きかう場所に突如現れるでん君の檻は異様です。でん君は四方から観光客の目にさらされ、逃げ場のない状態で、24時間365日、散歩の時間以外はずっとこの檻に閉じ込められています。檻の上部には薄い屋根がかけてありますが、夏は炎天下の暑さにさらされ、冬は吹雪でも吹きさらし状態です。また檻の中はでん君のおしっこで清潔とは言えない状態です。犬は本来、自分の居場所では排泄したがらないものです。でん君が檻の中で排泄するのは、散歩の回数や長さが足りていない可能性があります。これらの飼育状態はでん君にとってかなりのストレスになっていると思われます。

 

 でん君は長野県の川上犬保存会からやって来た川上犬という珍しい犬種で、2019年8月生まれ、2020年の春ごろからこの川場田園プラザに「マスコット犬」として登場しました。地元の上毛新聞でも紹介され、YouTubeにも動画が上げられています。もしでん君が迎えられたのが普通の家庭だったら、このように昼間は大勢の人の目にさらされ、夜は檻の中でずっと一人ぼっちで過ごすような生活をする必要はなかったでしょう。

 

 このような状況を改善してもらうため、田園プラザの永井社長に対面や書面でお願いしたり、群馬県動物愛護センターや川場村役場に訴えたりしてきましたが、特に問題はないという判断で、これといった改善をしてもらうことはできませんでした。

 

 今、日本の動物愛護関連の法律はまだ発展段階で、「虐待」の定義も人によって様々ですが、ネグレクトが虐待として法規に加えられたり、虐待行為が厳罰化されたりと、着実に意識は変わりつつあります。そんな中で「地域の情報発信」の役割を担う道の駅が、動物福祉をまったく無視しているかのような犬の飼い方をすれば、観光客はどう思うでしょう? この地域は動物愛護の意識が遅れているというメッセージを意図せずして発信することになりかねません。川場田園プラザは道の駅の全国モデルと認定されるほどの評価を得ているのですから、観光客をがっかりさせるような行為はすぐにやめていただきたいです。

 

 犬は社会的動物であり、人との信頼関係を築いていく中で豊かな心を育んでいきます。檻の中でたった一匹で「マスコット犬」という展示物として暮らすのは大変なストレスです。ストレスが積み重なれば、今後攻撃的になったり、自傷したり、病気になったりするかも知れません。でん君の展示をやめて、愛情をもって世話してくれる方へ譲ってください。

 

 もし、すぐにそれをするのが難しいなら、夏に弱いでん君のために、しっかりした暑さ対策をしてください。例えば、暑い日中はエアコンの効いた部屋で過ごさせてあげるか、日差しがしっかり遮られる、風通しの良い場所にでん君の家を移してあげてください。

 

 暑い夏はもう間もなくです。でん君の健康のため早急な対策をお願いします