今日1月26日は
私にとっての心の恩師、山崎先生の5回目の命日
先生が他界されて
もう5年が過ぎたけれど
先生の笑顔、くだらないジョーク
心に響いた言葉の数々は
今もなお 鮮やかに私の心の中にある
先生と出会うことができなかったら
私たち親子は今頃どうなっていただろう
今でも 衝突することはあるけれど
それでも対処方法というか
お互いの気持ちのすり合わせみたなことを
上手くできるようになってきた
それもこれも すべて
先生のおかげ
先生 本当に 本当にありがとう
先生がもう随分体調がわるかった
12月下旬に
息子と一緒にカウンセリングを受けに行ったとき
向かう電車の中でパニック発作を起こし
なんとか先生のところまで行ったけれど
気持ちが落ち着かなくて
心臓がバクバクして
先生と話せるかわからないと 言った息子を
包み込むような眼差しでみつめて
そっと手を握った
そして
「冷たいね、手がとても冷たいね
無理しなくてもいいよ」
とやさしく言ってくれた先生
その言葉を聞いて
安堵したように その場を立ち去った息子
師走の街を駅に向かって歩いていたけれど
ふいに
「やっぱり 戻る
先生と話したい」
と言って また戻った
先生は一瞬 びっくりしたようだったけれど
すぐにいつもの笑顔で
また息子の手を握って迎えてくれた
あれは虫の知らせとでもいうのだろうか
結局、それから1週間とせずに
先生はかなり体調がわるく
カウンセリングルームにも来れなくなり
年が明けて 戻らぬ人となった
あの時 息子の手を握ってくれた先生の手は
きっと とても あたたかかっただろう
先生の体温と
先生の優しい気持ちで
とても あたたかかっただろう
あの時
Uターンして 最後に先生とお話ができて
本当によかった
あの時の
先生の あたたかい手は きっと一生忘れないだろう
先生
ありがとうございました
無精者なので 何の手入れもしてあげられていないのに
今年も小さな黄色い花が咲いてくれた
小さくても 力強く たくましく 生きていく

