息子っちが まだ小さかった頃に よく言い聞かせたことがある
それは magic words を忘れないでね ってこと
magic words つまり
please, thank you, excuse me の 3 つの言葉
この言葉をちゃんと使えれば 気持ちよくコミュニケーションできる
他の人と 気持ちよく話せるために 大切な言葉だよって
日本語では ありがとう と すみません かな
もう随分前だけど 神田川を自転車で走っていた時、息子っちが 私の前を走っていた
神田川は ジョギングする人や お散歩する人もたくさんいる
歩いている人を抜かす時 息子っちが
「すみません、自転車で追い越します」 と一言言うと
歩いている人が すっと よけてスペースを作ってくれた
そして抜かしていく時
「ありがとうございます」
そういって 走って行った。それを後ろから見ていて、なんだか とっても嬉しくなった。
あ~、そういうふうに 成長してくれたんだなって ちょっと胸が熱くなったよ
実は最近 残念なことに出くわした
ある駅で改札を出ると 3、4 歳の男の子とお父さんが前から来た
男の子が IC カードを落としたので 拾って渡してあげた
その子は何も言わず ただ受け取った
後ろにいたお父さんも 何も言わず そのまますれ違っていった
別に何か言って欲しくて拾ってあげたわけでもないけれど
なんだか 寂しいなぁって 思った
お父さんが 「ありがとう」 って言葉をつかえていれば きっと あの男の子も
「ありがとう」 って言える子になるのになぁ
なんか 残念なお父さんだなぁ と
そして今日
お散歩のとき、暗いから私も周りをしっかり見ていなかったのがいけないのだけれど
ルナッチが草の匂いをかいでいるのを待っていると
耳元で 「じゃま!」 と言われた
え? と思ってみると、マンションの自転車置き場の入り口のあたりに立っていた私
確かに邪魔だったわ 私が悪いんだけど
だけど 「じゃま!」 と吐き捨てるように言って過ぎ去ってしまわれたら
やっぱり気分は悪い
せめて一言 「すみません」をつけてから
「すみません、そこじゃま!」 とでも言ってもらいたかったなぁ
言語を問わず 人の気持ちを コミュニケーションを 円滑にする
magic words はあるのだ。
それを上手に使いこなせたら 世の中もっと あったかくなる気がするんだけど
所詮 おばちゃんの 小言にすぎないのかなぁ
青いガーベラ 息子っちが 今日 仕上げた作品
これで しばらく東京での 創作活動は終わり
いよいよ あと一週間で 行っちゃうんだなぁ 京都に![]()

