3年と 聞くと なんだか とてつもなく 長いように思えて
場合によっては 途方に暮れてしまう

そう、3年前の自分がまさにそうだった

15歳の夏の終わり 突然ブレークダウンしてしまった息子っち
一番最初にお世話になった 臨床心理士の先生は
「3年もすれば 落ち着く」 
そう言われて 3年なんて長すぎて どうしていいのかわからないと
途方に暮れた

その後 故山崎先生も
「まぁ 始まったときから 3年もすれば ずいぶん落ち着いてくるよ、うん、3年だね」
そう言われて 
まだ 2年以上ある いや、考えられない... と またまた途方に暮れた

そしてそれから、あと xx と指折り数えるように待ち望むのはやめた

その時 その時の 自分と息子っちに向き合って
ただ それだけで 時間に身を任せて 過ごしてきた

そして、気が付いたら 3年がたった

あの頃の、ブレークダウンした息子っちは もういない
すっかり成長して 目には光を取り戻した 笑顔の息子っちがいる

神経質な部分は まだまだ あるけれど
自分なりに折り合いを付けて なんとかやり過ごしている

そして来年の4月からは京都に行くことに決まった
これから 住む場所を見つけないと...。

自ら望んだ 京都行き
もちろん 初めて親元を離れての生活に 大きな不安はあるらしい
でも それは 大なり小なり みんな同じ

時間てすごい
時間て優しい
どんなに 辛くても 時間が解決してくれる

3年目の夏
山崎先生が言ったとおり 息子っちは まるで別人として生まれ変わったかのように
生き生きと 今を生きている

ありがとう