昨日3月11日で あの東日本大震災から2年が過ぎた。
あっという間の2年だったような気もするし、まだ2年しか経っていないという気もする

みな それぞれの思いを胸に 昨日を迎えたのではないだろうか...

今でも まるで昨日のように思い出す あの日

当時 隅田川の向う側まで 通っていた息子っちを迎えに 夕方5時くらいに出かけた。
渋滞で進まない中、余震が続き、車がグラグラ揺れた
途中で食べ物を買い込み、学校に着いたのが 夜中の12時近く。

すぐに折り返して 家にだとりついたのは 朝6時近くだった。

ルナッチも一緒に車に乗り、12時間 おりこうさんにしていた
あのときほど ドライブが好きなワンコでよかったと思った。

家族3人と1匹が一緒にいて、あ~ これで一安心 と思ってベッドに入った。
まさか 福島で 大変な事が起こっているなんて 夢にも思わなかった

翌日からは 毎日のように テレビの前にすわりこみ、原発事故のニュースを見続けた。
最悪の場合は 日本を出るしかない。大使館に電話して ルナッチの出国手続きについて問い合わせた。あちらのパブリックスクールに息子っちを行かせることも考えた...

少しの間だけ 日本を離れたけど、結局 我が家は 日本に住み続けている。

今でも地震はもちろん、原発が怖い

亡くなられた方々の慰霊はもちろんだけど、一番大切なのは 生き延びて 今もまだ不自由な非日常的な生活をされている方々が 心配することなく 安心して住める世の中になることだ。

2年たったのに 津波の被害地は まだ復興どころではない様子だし、原発も 「収束」 なんて口だけだ。

穏やかな春の陽ざしなのに なんだか虚しさに冴えまれる。

鎮魂