最近、ヨーロッパのクラブチームにいた日本人のサッカー選手が人種差別に耐えきれないという理由で辞めたらしい。
そして、それに対してベルギーで活躍中の日本チームの守護神、川島選手がコメントした。
「自分たちも もっと強くならないといけない」 っていう内容だった。

考えてみれば、川島選手はかなりひどい差別を受けた。
震災後はゲーム中の 「フクシマ」 コールに涙したというし、ちょっと前はフランスのコメディアンが やはり福島をネタにして川島選手を小馬鹿にしたようなコメントもした。

そんな中でも 常に 前をじっと見据えて 物おじすることなく 堂々と対応したいた川島選手。偉いなぁ と思う。精神的に強いんだなぁ、きっと。

悲しいけれど、どこにいっても 差別はなくならない。海外でも、そしてこの日本でも 差別はある。

そういう ママっちも まぁ 川島選手とは比べ物には ならないけれど、海外で あれ、これって差別だよね  って 感じることがあった。やっぱり気分は悪かった。

そして、日本に帰ってきてからも 差別は感じる。
日本の場合は 海外ほど辛辣ではないけど、もっと陰湿な感じであったりする。

性悪説とか性善説とかあるけど、どっちも間違っているのだろう。
ヒトは誰でも 悪人と善人が共存している。どちらの割合が強いかで、善人か、悪人か、あるいは倫理的な人か、そうでない人かが決まってくる。

差別的な発言や行動をしている人でも、もしかしたら心の中では そんな自分に対する葛藤があるのかもしれない。あるいは 弱い自分を見せないために わざと強がって だれかをスケープゴートにして 叩いているのかもしれない。

いろいろ複雑だけど、確かなことは1つ。
差別はなくならない。

だから、やっぱり一人一人が強くならないといけないんだね。