第六感という言葉がある。女性は男性に比べて この第六感が鋭い聞いたことがあるが、ホントかどうかはわからない。

1つ言えるのは、子供に対する 母親のカン はかなり鋭くて 正しい確立が高い ということだ。子どもについて 何か悩み事があるとき、おそらく いろんな人に相談したり、ネットなどで情報を集めたりするだろう。でも、情報過多で ほんとに 自分の子どもにとって何が一番なのか 決められなかったりすることもある。

そんなときは、迷わずに自分の気持ちに従えば、大方間違いなく物事は進む気がする。 父親よりも 母親のほうが 子どもに関しては とくにインスピレーションが鋭い。

ある意味 男性のほうが概して 全体的というか一般的な客観的な見方を子どもに対してもするように思う。それに対して、母親にとっての子どもは まさしく自分の分身のようなもの。かなり主観的で感情的な見方に偏りがちではあるが、その分、子どものことは かなりよく観察してわかっているから、自分の子には こっちの対応の方がベストのはずだ。 と理由は はっきり言えなくても なんとなくわかるのだ。

息子っちが日本に帰ってきて最初に通った学校は、息子っちには会わなかった。陰湿ないじめからはじまり、いじめがなくなっても、どうも同じ学年の男子とウマがあわないのだ。
次第に昔のおおらかな息子っちの姿が消えて、いじけた男の子になってしまった。

なにかうまくいかないと、いつも 「どうせボクのせいにきまってる。」 が口癖のようになり、このままま この学校に通わせ続けたら 絶対に屈折したいじけた人間になってしまうと 確信した。そう、まさしくこれが母のカンだった。

それから 学校探しが始まり、今の学校に決まった。すごく小さな学校だが、その分ファミリー的な雰囲気で 勉強のサポートもしっかりしてくれて、息子っちも初めて見学に行ったとき、先生やスタッフ、生徒のフレンドリーさに触れ、シカゴで通ってた学校に似ている。。と言ってた。

学費は大幅アップしたが、それでも、今の学校にかえてよかったと思っている。
学校がかわり、しばらくすると、あのいじけた息子っちが消えた。なにか うまくいかなくても、自分ばかり責めるのではなく、もっと客観的に受け入れられるようになった。

将来いじけた大人になるのではないかという、昔の恐れも消えた。よかった。

あまり過保護になりすぎるのはいけないし、ヘリコプターペアレンツやモンスターペアレンツにもなってはいけない。でも、やはり大学生になるまでは、ある意味 親がしっかり見守って必要なサポートをしてあげる必要があると思う。そのとき、どんなふうにサポートしたらいいのか、迷った時は 母親のカンに従っていいと思う。

母は強しなのだ。


にっこり


ママっちは アタシのことも よく見てるよ