私は子どもが苦手です。
なぜって、どういう風にして接したらいいのかわからないから。
自分自身も精神的にかなり幼いと思うから、子どもの一挙一動に素直に反応してしまい、いわゆる大人の対応できないと感じているから。

そんな私だから、結婚後もしばらくは絶対に子どもは作らないって決めてた。
子ども好きな旦那くんは何度も説得を試みたけど、

「この世の中、これからいい方向に進むとは思わない。環境問題だって世界の政治的な問題だって、どんどん複雑になって人が生きていくのがもっと難しくなってくとしか思えない。そんな苦難の中にわざわざ子どもを産んで、大変な思いを子どもにさせる必要はない」

と、半分本気、半分冗談でかわしていた。

だけど、ある時そんな私の気持ちに変化がでて、子どもがいてもいいかなぁ好 と思うようになった。そして、子どもを作る決断をして授かったのが今の息子だ。栞

それから13年が過ぎた。自分の身にも、世界、日本にも、いろんなことが起きた。
今、どう考えても生きやすい世界とは言い難い。特に日本はね。。。
震災後の政府や電力会社の態度を見ていると憤りしか感じない。これから私たちは放射線の恐怖と向き合って生きていかなければならない。

あの時、子どもを作ろうと決めた、あの決断は正しかったのだろうか

答えはでない。

どうもうちの息子くんは日本があまり好きではないようだ。残念だけど、よくわかる。
もう少し成長したら、自分のもう1つの国で生きていってもらっても構わない。そちらの方が幸せになれる気もする。

ティーンだから、あれこれ文句は多い、日本に関する文句も多い。でも、いまだかつて
「なんでボクを生んだの。生んでほしくなかった」 と言われたことはない。
かといって
「ボクを生んでくれて ありがとう」 と言われたこともない。

私はというと
「産まなければよかった」 と思ったことは一度もない。
生まれたその日から、もう息子くんのいない日常は考えられない。

そんな風に考えてみると、あの時の決断はまんざら間違ってもいなかったようだ。
今のところはね


    

今日のルナッチは、極道のオネエ風で決めてみました  ナメタラアカンゼヨ