昨日は早稲田の新宿区立「漱石山房記念館」に行って来ました。
「『三四郎』の正体 夏目漱石と小宮豊隆」と題した特別展でしたが、芸術の秋に相応しい催しで勉強になりました♬
漱石の弟子の中でも一番漱石を崇拝していたので「漱石神社」の「神主」と呼ばれていた小宮豊隆の生誕140年を迎えての、漱石との交流の軌跡と業績を探った催しでした♬
小宮豊隆といえば、その業績として「漱石全集」の編纂が有名ですが、「三四郎」の主人公である小川三四郎のモデルといわれていていますが、これは小宮豊隆自身も認識していたようだが、しかし小宮豊隆の全てが小川三四郎の要素となっているワケではないらしい。
特別展には、夏目漱石と小宮豊隆がやり取りした書簡や葉書が展示されており、とても興味深く観ることが出来ました。
「漱石山房記念館」の見学をスタートさせると「漱石山房」の書斎・客間・ベランダ式回廊を再現してあり、再現展示の1階から資料展示の2階にいく手前の廊下奥に漱石先生の人形が有り、記念撮影可となっています♬
「漱石山房記念館」入口入って左手に有るCAFE SOSEKI カフェ・ソウセキです。
特別展見学後にCAFE SOSEKIに寄って「吾輩は猫である」に登場する空也のもなかセットを頂きました・・・入館時に受付で頂いた「セット&ドリンクメニュー50円割引券」を使用して800円でしたが、もなかは上品な甘さで美味しかったです♬
「漱石山房記念館」の建物右手に有る漱石の胸像ですが、お墓じゃないけれど来るたびに寄って行きます♬
こちらは「漱石山房記念館」の裏手の漱石公園内に有る「猫の墓」は、夏目漱石の長女・筆子の夫、松岡譲が建てた石塔ですが、1945年(昭和20年)の空襲で瓦解したので、現在の石塔はその残欠を利用して1953年(昭和28年)に建てられたそうです。
今回まわり道して「夏目坂」を歩いて来ましたが、此所は喜久井町という住所だけれど、この「喜久井町」という地名と「夏目坂」は漱石の父親が名主をしていた時分に名付けたと、漱石の随想「硝子戸の中」(がらすどのうち)に書かれております♬
<芸術の秋には夏目漱石がいいようです♬>