長寿銭&オバマ大統領広島訪問! | しのぶのブログ

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主に趣味に関したことと日々の出来事を時々書いています。萬収集家しのぶのブログです。

知り合いの祖母が亡くなったという知らせを聞いたのですが、既に通夜も告別式も済んでいました。

 

しかし今は亡き両親が親しくしていた方だったので、遅ればせながらお線香を上げに行きました。


そこのお婆さんは相当なご高齢だとは思っていましたが、聞いて驚きました・・・何と101歳だったとのことで大往生ですな!


101歳ということは西暦でいうと1915年生まれで、元号だと大正4年になります・・・大正4年というと、私が敬愛する明治の文豪夏目漱石がまだ存命中で、『硝子戸の中』という漱石最後の随筆の単行本が出版された年でもあります。


やはり1世紀生きるということは凄いことだし、素晴らしいのであります・・・因みに、私が生まれた1957年には42歳ですよッ!


硝子戸の中

            これは「硝子戸の中」大正9年の重版


香典返しに頂いた袋を自宅で開けたら中に「長寿銭」と書かれたお祝いの袋が入っておりました。



オバマ1


私も来年還暦ですから、人様の葬儀には多数参列しておりますが「長寿銭」を頂いたのは初めてだったので驚きましたが、何だか嬉しい感じもしました。


「長寿銭」の風習は全国的ではないようですが、故人にあやかって長生きでありますようにというような意味合いだそうです。



オバマ2


亡くなられたお婆さんとは、私自身も何度もお話ししたことがありましたが、とても小柄な笑顔の可愛いお婆さんでした・・・長い年月お疲れ様でしたと話し掛けて来ました。


そうして、昨日アメリカのオバマ大統領が広島を訪れましたねッ。

原爆投下から71年目のことでしたが、これは「謝罪」する、しないなどイロイロとありましたが、原爆投下時のトルーマン大統領から数えて12人目(2期は数えない)の大統領となりますが、やはり歴史的に意義のある出来事だと思います。




オバマ4
NHKテレビより


オバマ大統領が言っていた通りに、世界中の核兵器廃絶は我々の生きている内には実現不可能なことだと思いますが・・・『広島と長崎が核戦争の夜明けとしてではなく、私たち自身の道義的な目覚めの始まりとして知られる未来だ。』・・・この17分間に及ぶ広島での演説は、プラハで始まり広島で締めくくられた形です。

その意味において歴史的なスピーチだったと思います!

キャロライン



歴代大統領初となる今回のオバマ大統領広島訪問の実現にあたり、現アメリカ大使のキャロライン・ケネディ氏の働きは大きかったと思います・・・キャロライン大使の父親である故ケネディ大統領は現職時代に日本訪問を希望していたそうです。


今回のオバマ大統領の広島訪問はキャロライン大使にとっては特別に感慨深かったと思います。




『相違があっても世界が平穏であり続けるように力を注ぐことはできます。究極のところ、われわれを結びつけるもっとも根本的な絆は、小さな地球の上でともに生きている、という事実です。われわれはみな同じ空気を吸い、子どもたちの将来を同じように大切に思います。われわれはみな命に限りのある人間です。』

            JFK アメリカン大学卒業演説より 1963年 6月10日