レコードプレーヤなんですが、イロイロと迷った結果「ノスタルジック木製WCDコピーマルチプレーヤ」という“とうしょう”という会社の製品に決めて購入しました
昔の様にプレーヤーにプリアンプとチューナーにスピーカーで揃えようとも考えたのですが、新たにレコード買うつもりもないし、親父の小遣いでの購入だから今回はこれで我慢です
この製品は、レコードやカセットテープからCDに録音したり、CDからCDへの録音も出来るというマルチなヤツでして・・・これで値段が税込29,916円というお安い製品であります
Amazonなどでも類似した商品が多数出ていましたが、カスタマーレヴューを読むと「期待外れ」「満足に動作しない」etcと酷評が多かったし、安かろう悪かろうという言葉もあるし、どうしようか迷ったのですが、買っちゃいました
でッ早速、ロフトから下ろした中から1枚選んでレコード掛けてみたら、ちゃんと音が出ました・・・当たり前なんだけど、レコードにカビもホコリもなかったので、中々いい音で鳴っております
スピーカーは10センチのフルレンジみたいですが、高域もそれなりに出ているし、価格からしてこの音質ならば合格だと思います・・・ただトーンコントロールがないのは残念です
レコードからCDに録音するのに選択したアルバムは「MGM超豪華オリジナル・サン・トラ集」という2枚組のLPですが、かつての名作映画のサントラ集で「ベン・ハー」・「野生のエルザ」・「西部開拓史」・「風と共に去りぬ」etcという私が10代の頃に劇場やTVで見て感激した作品ばかりです
中に「クレージー・ジャンボリー」という映画の主題歌で「イパネバの娘」というアストラッド・ジルベルトの歌が収録されています。この曲はボサ・ノヴァの名曲ですが、山口いづみさんの「山口いづみボサ・ノヴァを歌う」のCDで歌っています・・・ジルベルトもいいですが、いづみさんのもムード満点なので今度のライヴで聴きたいな~
でッこの2枚組のLPレコードは完璧にCDに録音出来ました・・・動作良好みたいです。
録音された音質はレコードのプツプツ音も入っていて大変よろしい
やはりこの、レコードに針を下ろすという作業がいいのであります・・・ここがCDを聴くのとチト違うのだと思うのです
自分はこれからレコードで音楽を聴きますという姿勢ですね・・・これはながらで音楽を聴くというのとはやはり一線を画していると思うのですが
リモコンもついていて便利なのですが、このリモコンには電源ON-OFFのボタンがないので、それがちょっと不便ですねッ
実は、今回このマルチプレーヤーを買う前に、ロフトから下ろした100枚のLP盤の中に「ヘルムート・リリング J・S・バッハ オルガン名曲集」というPCM録音のLP盤を発見しました
このことを、先月の山口いづみさんのライヴで同じテーブルで知り合った、アニメ、童謡歌手の日高美子さんとのメッセージのやり取りでレコードの話題から、何と日高さんのご主人様は元コロンビアレコードの音響エンジニアで、PCM録音開発に携わっていたそうで、数多くの欧州クラシック録音をされた方とのことでビックリしました
しかもこのLP盤はデジタル録音の第一号で、当時世界で唯一コロンビアが持っていた、デジタル録音機をヨーロッパへ運んで行った、世界で最初のデジタル録音という歴史的なLP盤なのだそうで・・・我ながらよく持っていたな~と思います。1975年に2,500円で購入しました
そうして、日高さんのご主人様は、「マーラー交響曲集、エリアフ・インバル指揮、フランクフルト放送交響楽団」の作品で録音エンジニアとして携わり、その作品が、日本とドイツでアカデミー賞、それと世界中でいろんな賞を総なめにしたとのことです・・・日高美子さんのご主人様凄すぎます~
山口いづみさんのライヴで知り合いになった日高美子さんからこんな凄い話を聞くことになるなんて、本当に人生は謎が多いです・・・これも全て42年前の「雑居時代」で栗山冬子さんのファンになったのが始まりです
さてトリにはロフトのレコードの束から出て来た、いづみさんのEP盤「緑の季節」(先日サインを頂きました♪)をドーナッツ盤代表で掛けてみました・・・これも傷やホコリもなくてキレイに再生してくれましたが、CD版と聴き比べたらレコードの方が高域でてましたねッ
そんなワケで20年振り位にリビングでレコードを聴く楽しみが復活しました・・・なのでこのマルチプレーヤーからオーディオ熱が蘇ってくるかもですが、音質に多少不満があるものの、当分はこれで楽しみますです~