総天然色ウルトラQだよ~♪ | しのぶのブログ

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主に趣味に関したことと日々の出来事を時々書いています。萬収集家しのぶのブログです。

私の子供のころは怪獣ブームでありました。東宝映画の「ゴジラ」シリーズ、大映映画の「ガメラ」や「大魔神」などが大人気で、私も怪獣大好きなハナタレ小僧でしたゴジラ



そんな1966年1月2日にTV放映されたのが円谷特技プロがTBSと制作した「ウルトラQ」です。確か「Q」の前には「隠密剣士」という時代劇モノを放映していて、その後釜が「ウルトラQ」だったのです怪獣



とにかく漫画雑誌の影響か、ゴジラの円谷プロが制作する「ウルトラQ」の放送は早くから子供たちの噂となりまして、その第1回が放送されるまで毎日がカウントダウンの日々だったのを思い出しますsss



「ウルトラQ」は放送当時35㎜の劇場サイズで撮影されていたのですが、白黒作品でした。すでに初放映から45年経っています・・・その「ウルトラQ」が何んとカラーライズされてBlu-rayとDVDで販売されるというニュースをネットで知ったのが、今年の6月頃でしたテレビ

今回「ウルトラQ」はアメリカのレジェンド3Dという会社がカラーライズしたのでそうです・・・見て感じたのですが凄い技術でありますテレビ




映画など旧作をカラーライズするのはアメリカでは198年代頃からやっていて、ハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマン主演の名作「カサブランカ」などがカラーライズされたりしましたが、評判はイマイチだったようです。大体、1939年に「風と共に去りぬ」や「オズの魔法使い」などカラーの映画は昔しから制作されていましたので、あえて白黒で撮影するというのは、明らかに監督や製作者の意図があるワケで、そういう旧作に対してのカラー化は冒涜とさえ言われたりもしたようです映画



「ウルトラQ」は最初から白黒で制作するように決まっていたのか、予算の関係でカラー作品にならなかったのかは知りませんが、当時の一般家庭に有ったTV受像機(古い言い方ですな~)は概ね白黒TVだったので、もしカラーで制作されていても見られなかったワケですねテレビ



そんな「ウルトラQ」がカラーライズされ、しかも画像自体もリマスター処理されて美しくなったと聞いては即予約してしまいました・・・それが27日にAmazonから届きました。うれしい!



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8枚組で定価22050円のところ16169円であります・・・しかも今回はⅠなので後からⅡ(2012 1月予定)も販売されるワケであります。割引きされてお安くなっていますが、好きでなければ買えない価格です1万円札



でもTVやネットで見て、もうあらましどの様にカラーライズされたのか知っているので買っちゃいました。萬収集家でありますから、当然であります(笑)



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早速、第1話の「ゴメスを倒せ!」から見物いたしました・・・ドキドキします。おッタイトルロールの絵の具をグリグリ廻して撮影したと当時言われていた「ウルトラQ」がカラーで登場です・・・ブルーの背景に黄色でウルトラQが現れました。美しいです!!



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こちら下の写真は白黒の画面です。このDVDセットには白黒作品も収録されておりますので、比較が容易にできるのです。もちろん白黒の画面の方がオリジナルであり、いままで目にして来た方ですが、カラーも中々いいじゃないですかびっくりw

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この「ゴメスを倒せ!」のクレジットが出た時の興奮を今でも覚えています。当時怪獣映画は劇場に行かなければ見られなかったのを、夕飯食べながら自宅(アパートでした~)で見られる喜び、何を食べているか分からないくらいに興奮していたんでしょうねゴジラ



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当時すでに感づいていたのですが、ゴメスはゴジラの着ぐるみを改造して使用されました。だから余計に感激したんですね~。TVでゴジラ映画などまだ放映されなかった時代ですから・・・でッカラーの方ですが、時代色というのかよく再現されていると思います。写真だと分かり辛かもしれませんが、違和感なく見られますゴジラ



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こちらは第5話の「ペギラが来た!」です。これも見事なカラーライズで再現されております。白黒作品よりも奥行き感が出てると思いますゴジラ




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円谷英二監督・・・この人の名は当時の怪獣ファンのガキどもには神様のような響きがありましたね~ゴジラ




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ウルトラ怪獣の中でも好きなペギラであります。子供の頃は少し怖く感じたことを思い出します。このペギラはこのあとの第14話「東京氷河期」にも登場するので、人気があった怪獣だと思いますイグアナ




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さてさて、第9話に登場するのが大人になってからの1番のお気に入り「クモ男爵」であります・・・子供の頃は怖すぎて、見た後で1人ではトイレに行けなかった記憶があります・・・アパートの共同トイレでなが~い廊下を歩くのが怖くて怖くてムンクの叫び



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この作品は白黒とカラーを対比させてみました。タイトルから違いが出ていますね~、タランチュラの目がカラーだと不気味に赤く光っています赤丸2赤丸2


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この「出演者」の背景も白黒とカラーではだいぶ印象がちがいますよね~。いい色出してると思いませんか?



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たどり着いた不気味な洋館で、不在の主人に暖炉使用の許可を求めるウルトラQのヒロイン江戸川ユリちゃんのシーン対比です。ユリちゃん演じる桜井浩子さんの言によれば、彼女の衣装は全て自前だったので、その色も殆ど覚えていたので、カラーライズ版の色は正解なんだそうです・・・屋敷内部も当時のTV映画としては凄く凝った造りなのがカラーライズ版ではよく分かります城



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ラスト近くの洋館の炎上シーンです。この洋館が炎上して崩れ落ちるのですが、その洋館のモチーフはサスペンス映画の巨匠ヒッチコックの「レベッカ」の屋敷マンダレーだったという事です。 この「クモ男爵」の監督は円谷一で脚本が金城哲夫ですが、どちらかがきっと「レベッカ」のファンだったのでしょう映画




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この洋館炎上シーンで伝説となっているのが、ココであります。崩れ落ちる洋館の内部の壁をスタッフの人が後ろから手で押しているのが写っています・・・この写真はチト見辛いですが、DVDで確認してもらえれば分かります・・・注意




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それがですね~今回のカラーライズ版では見事なリマスター処理で何と手が消えて、炎が付け加えてあります・・・う~むレジェンド3D社恐るべし。しかしマニアとしては「手」残して欲しかったな~。ちゃんと肌色の手にしてさ~(笑)



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今回のカラーライズ化で明らかになったのがコレッ・・・主人公の1人万城目淳の愛車であります。これはプリンスのスカイラインスポーツであります。赤だったんですね~赤い車



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旧作のカラー化には賛否両論があると思いますが、私は賛成であります。新たな作品として捉えればいいと思うし、今回の「ウルトラQ」のように素晴らしい出来栄えになると、また新しいファンが出来ると思います。ウチの娘などは白黒作品はまったく見ないのですが、この「ウルトラQ」はたまたま一緒にいたからですが、けっこう面白いと言って見ておりました・・・私はしばらくこのカラーライズされた「ウルトラQ」で当時を思い出しながら晩酌しようと決めました!