今年のJFKクラブの国内オフ会で、管理者の前田さんと土田先生のケネディに関する講義の前に私が何か一席ぶつことになってしまった・・・しまったと言っても自分が言い出しっぺなんだからしかたないのですが。真打ちの前の前座を務めるワケで御座います。
そこで何を話したらいいんだろ~と思って、無い知恵を絞って決めたのがケネディ暗殺の容疑者であるリー・H・オズワルドが使用したといわれている、マンリカ・カルカノ銃と同じくオズワルドがダラス市警のチピット巡査を射殺したとされる拳銃に関しての考察・・・というか何というかケネディの検死で出て来た弾丸の破片が、本当に発見されたカルカノ銃から発射されたモノなのかを検証しようという、かなり無謀なテーマを決めちゃったのでした!
しかし私の銃の知識は、まったくの素人さんというか銃に興味のない人よりかは知っている程度ですし、実銃に関しては一昨年から始めたクレー射撃と去年から始めたスラッグ弾射撃に使用する散弾銃2丁の薄い知識のみです。
モデルガン収集歴は40年だけど、これで得た知識はメカニズム的にはかなり実銃に近いモノがあるものの、やはりトイガンとしての領域からは出ていません。特に弾に関しては殆ど無知じゃ~ないかしら!?
そこで、この薄い知識を補うべく何かいい書籍がないかな~?と探していたら出て来たのが、NRA(全米ライフル協会)が監修した「GUN FACT BOOK 銃の基礎知識」です。
NRAというと映画「十戒」や「ベン・ハー」「猿の惑星」などの往年のハリウッド・スターであるチャールトン・ヘストンが暫く会長をやっていたのを思い出しますね~!
この書籍の存在はかなり以前から知ってはいたのですが、あまり必要性を感じなかったので今まで購入しませんでした・・・というか英語の原書だったので自分で訳して読むんじゃ何年掛るか分からないし(汗)
それに、銃器に関することなら「月刊GUN」誌や「ファン・シューティング」誌もあるので十分かな~と思っていました。ところが、この「GUN FACT BOOK 銃の基礎知識」はジェイムズ・エルロイの「L・Aコンフィデンシャル」などの翻訳家でエッセイストの小林宏明さんの訳著として2008年に学研から刊行されていたのでした。
ガンコレクター&ユーザー必携
価格は1,900円(税抜き)です。帯の文句が凄いです。「アメリカでバイブルとして読み継がれているNRA監修の伝説の名著ついに邦訳 ガンコレクター&ユーザー必携」・・・ガンコレクター&ユーザー必携なら買うしかないぞ!早速、楽天のネット・ショップに注文して買いました。
図解のイラストはなんとなくしょぼい
先日、手元に届いたので読んでみましたら、<訳者まえがき>にこの「GUN FACT BOOK 銃の基礎知識」の原書が「月刊GUN」誌に連載されている、くろがね ゆう氏の「カレイドスコープ」(2003年)に「“基本のキ”RAFIREARMS FACT BOOK」というタイトルで紹介されているとのことです。
“基本のキ”というタイトル…何か覚えてるな~と思い、書斎を探したところ、該当のは2003年8月号でした。
読んだ記憶はしっかりありますが、原書の紹介だったので読んだだけでお終いだったようですね~。
くろがね ゆう氏のカレイドスコープ
さて、どんな内容なのかこれからじっくりと読んでみたいと思います。
11月の国内オフ会で発表するレポートの役に立つのかどうか分かりませんが、自分も実銃を扱う人間として相応しい知識を得てみようと思います。好きなことの知識はドンドン吸収出来るのは私の特技でございます(笑)