昨日の帰りに何時ものコンビニへ寄ったら、「HEROS GUNバトル ヒーローたちの名銃ベスト100」というタイトルの単行本が目に入りました。
どうも“GUN”という綴りを見ちゃうと自然に手が出ちゃうようです・・・ペラペラと捲って見ると、どうやら今まで公開された映画と劇中で使用されたGUNの特集のようです。
それだけの内容なら別に要らないな~と思っていたのですが、プラスその銃のトイガンを紹介しております。
つまりトイガン・メーカーがしっかりとタイアップしてるんですな~。どうするかな?
600円でした
今はクレー射撃やスラッグ弾射撃で実銃を所持していますが、私のGUNに対する興味の原点は、ジョン・ウェインやスティーブ・マックイーンなどのアメリカ映画に出てくる銃器なのでありました。
やがてGUNに対する興味はモデルガン収集へとなり、さらに長~い年月の後に実銃所持に至ったワケです。
やっぱ買って帰って読も!
「ウィンチェスター銃73」はジェームズ・スチュワート主演の西部劇の名作ですが、私がこの作品を見たのはレンタル・ビデオであり、もうすっかり親父になってからでした。
で、この作品で登場する銃として紹介しているのが、ウィンチェスターM1873であります。
もう西部劇といえばウィンチェスターとSAAは必ず登場する、いわば西部劇における準主役であります。
そのトイガンとして紹介しているのは、KTWというメーカーのエアー・コッキングガンとハート・フォードが出しているイエロー・ボーイのガスガンでありました。
驚いたのがこのイエロー・ボーイのM1873の価格が195,930円・・・こりゃ実銃が買えますがな!
私はよく出来たモデルガンやガスガンが有る程度高価になるのは仕方ないと思っていますが、やはりね~それにも限度があると思います・・・10万の上いくと普通のサラリーマンは買えませんよ!
ウィンチェスター銃73
出ました私にとっての最強の映画「ゴッドファーザー」であります。1972年7月の初公開時にテアトル東京で見た時の感動と衝撃は今でも鮮明に覚えております。
アル・パチーノがレストランで対抗組織のマフィアと汚職警部を至近距離から射殺するシーンの凄さは、それまで見て来た日本のアクション映画とは一線を画すリアルな場面でしたね~!
そして紹介されているGUNはトンプソンM1921/M1A1でありあます。
1920年代から始まるアメリカのギャング映画には必ずといっていいほど登場する、サブマシンガンの真打ちなんじゃないでしょうか!?
ここでは東京マルイの電動ガンとハドソンとMGCのモデルガンを紹介しています。
私もMGC製のモデルガンを所有していますが、兎に角7㎜のキャップ火薬1個でサブマシンガンが見事にブローバックするのですから、モデルガンの傑作でしょう!
文中に「ゴッドファーザー」の劇中でも超有名な、次男のソニーが料金所で襲われて、トンプソンで穴だらけにされる凄惨なシーンで使用されたのは、日本製のモデルガンだとの記述があります。
あの迫力のシーンが・・・でももしそうなら、MGCのモデルガンと思いますが、当時本当に使用されていれば、広告などに使用したハズですが、そのような記憶は全くないのでガセだと思います。
ただしMGC製のモデルガンがハリウッドの映画でよく使用されたというのは事実であって・・・但し、それは発砲しないシーンでのことで、ウィンチェスターM1873は有名な作品で使用されているそうです。
ソニー射殺シーンは確認しましたが・・・マズル・フラッシュの出方を見てもモデルガンじゃなさそうです。当時のモデルガンでこの迫力は出せないでしょう?
トンプソンのマズル・フラッシュが凄い映画といえばウォーレン・ベイティ主演の「俺たちに明日はない」がありますが、最近の作品だとやはりマイケル・マン監督、ジョニー・デップ主演の「デリンジャー」だと思います。
名作「ゴッドファーザー」&トンプソン
お次はブルース・ウィルス主演でメガ・ヒットを飛ばした、ノンストップ・アクションの傑作「ダイ・ハード」です。しかしここで紹介されているGUNは、マクレーン刑事が使用していたベレッタM92Fではなくて、敵方のテロリストが使用していたステアーAUGです。オーストリア陸軍の整式ライフルとして有名ですが、実に斬新なスタイルをしていますが、部品の大部分が樹脂性でありながらその性能はバツグンなのだそうです。
トイガンとしては東京マルイが電動ガンで出しております。
じつはこの銃は以前ワシントンへでガン・シューティングに行った折に、そこのGUNショップに置いてありました。ショップの人に頼んで、パイソンやSAAなどをケースから出してもらい記念写真を撮っていたら、このステアーを出して来て呉れて「これはステアーだ。これも持って写真撮れ!」とご親切に持たして呉れたのでした!
しかし私はアクション映画としての「ダイ・ハード」もステアーAUG、どちらも好きではありません(笑)
ダイ・ハードのステアーAUG
ハンドガンの中で一番好きなのが1911A1、そうですCOLT GOVERNMENTであります。この1911が登場する映画は沢山ありますが、この本では「プライベート・ライアン」・「ハンター」・「硫黄島からの手紙」などが紹介されています。その中でも、真打ちはマックイーンの「ゲッタウェイ」でしょう。私はこの作品大好きです。1970年代に流行ったバイオレンス・アクション映画の中でもダントツの出来栄えで、ペキンパー監督とマックイーンが組んだ傑作であります。1911もそうですが、この作品は12番ゲージのポンプ式ショットガンも登場するのですが、この作品が引き鉄になってその後のアクション映画には必ずショットガンが登場したものでした。
紹介されているトイガンは東京マルイのガスガンとエアガンとウェスタンアームズのガスガンです。掲載されている写真の中にウェスタンアームズが制作したガスガンで、この映画ゲッタウェイでマックイーンが使用する1911を模写したガスガンなんだそうです・・・ガスガン嫌いだけどコレ欲しいな。
ゲッタウェイ
下の写真は私が買ったMGCのモデルガンを10数年掛けて、ポリシュしてポリシュして使い古した1911A1を表現したモノです。7㎜のキャップ火薬で快調にブローバックしますが、クリーニングが面倒なので年に1~2回位しか撃ちません。
私はエアガンやガスガン・電動ガンはあまり好きになれません。そりゃ~初期の頃から比べると、ガスガンなんてもの凄くよく出来ていて、オートマチックなんて実銃やモデルガン同様に通常分解出来ちゃうんだから驚きなんですが・・・何か好きになれない。BB弾出なくていいからモデルガンが好きだな~わたしゃ!
この1911A1は、クレー射撃を始める時にカミさんと「モデルガンは処分します!」と約束したものの、やはりお気に入りのGUNは処分できなくて・・・60分の20に削減した大切な1丁です(笑)
MGCの1911A1
この単行本には他にも沢山の映画とそこに登場したGUNたちを紹介しております。トイガン愛好家には中々楽しめる内容だし、オッと思う記事もあります。三八式歩兵銃の紹介作品が「戦場にかける橋」なんてのは、編集人さんの好みだと思いますが、私は嬉しい。