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愛媛県松野町の国史跡河後森城では景観整備として自なり植物の群落化を進めているが、第二段のいろは紅葉が育ってきた。


やったこと言えば日を入れるために適正な間伐を行うことであるが、それが早々に効果を発揮し、紅葉が帯となって連なってきた。


これは昨日行われた公開型の植生、景観整備の一こま。まだ帯としては凸凹があるが、若木も育っており、次年、次次年がたのしみ。


今が見頃だよ。足運んでも損なし。


河後森城では春のオンツツジ(山ツツジ)、秋のイロハ紅葉、冬のヤブツバキの群落化を進めており、紅葉はツツジに続いての第二段。


この仕事を役場と連携しながら進めているのが、「森の国山城の会」。


この会がこの度、埼玉県熊谷市でおこなわれた全国育樹祭大会において「国土緑化推進機構理事長賞を受賞した。多分、史跡整備と利活用の一貫で受賞したのは初めてではなかろうか。


会は結成して20年弱、会長も三代目で、高齢化も目立つが意気は軒高です。

草刈り、移植、間伐だけでなく、河後森城に生する植物を人間との関わりとの関係で、食べる、見る、使うに分けて古老などから聞き取り調査。


城内植物を「緑」と言った自然的観点だけでなく、人間の関わりという人間学、歴史学との関係で調査整理し例会で発表もしている。


写真を送って貰ったので、アップロードしようとしたら,小生には意味不明のgif.jpeg.pngしかダメだそうで、とりあえずは写真は見送り。


残念。こうなったら自力で見に行って。あるいは松野町のHPでね。


11月24日、授業の一貫で学生諸君らと笠置峠古墳に登った。


遺跡の利用活用を考えるための学習として。


この日の天気の良さは久しぶり。宇和盆地には霧が湧いて、標高400mにある古墳ははやりの天空状態。


草刈り後のこともあって、日頃見分け難い墳裾もすっきり捉えることができた。
しもちゃんのブログ 史跡と環境(自然的、歴史的)についても学ぶ


立地、墳形、前方部長、石郭などこの古墳の考古学的特徴を一目で捉えることができる場(視点場)をどこに設定するかなどの検討も行った。


昼は集会所で保存会から豚汁やクロマイ(通商古代米)餅の接待を受けて昼食。


午後は笠置文化保存会の男性会員、婦人会員からの講話と座談会。婦人会員は活動を歴史、食、野花、草木など里全体を対象とし、それを活かすなど柔らかく、広い懐で関わっているのには感心させられた。
しもちゃんのブログ 眼下に霧が湧いて天空の古墳。天空にある古墳は古い古墳の証拠

しもちゃんのブログ 前方部の姿形もくっきりと捉えられた。

しもちゃんのブログ 保存会の前々、前、現会長さんが勢揃い、土地の特徴、歴史、活動形態をそれぞれ講話。史跡の評価も維持も地元の活動を切り離しては存在しない。

しもちゃんのブログ 女性会員もこの山の草花の顕彰、それらを活かしての草木染など地元を活かす活動を展開。


しもちゃんのブログ 届いた野菜は上段(左からチシャ?、白菜、大根、蕪)、中段(サツマイモ、馬鈴薯、里芋、玉葱)、下段(ゆず、だいだい、柿、クロマイ、むかご)と盛沢山。


今年6月、島根県日御碕からの帰りに、プラーと寄った同県雲南市大東町山王寺の棚田が美しく、それの保存・保全に取り組む里人の活動に感動し、訪問者に接するホスタビリティのフクヤカさに気持ちが和らいで、スーッと棚田実行委員会のトラスト会員になった。年間、一万円ほど。


標高300mの山腹に約200枚の棚田。現在の人口は90人で世帯は36戸。中学生の子供がいる世帯は僅か1世帯で、高齢化率78%。役場まで7km、病院まで8kmとか。


この状況で6月の田植えコース、7月の自然調べコース、9月の稲刈りコース、10月の収穫祭コースなどお「たんぼの学校を開き、稲作りの全課程を体験できる。各コースも充実していて、例えば収穫祭コースといっても千歯こぎ、竹筒脱穀、すり鉢とボールで籾すりといった民具や工夫の体験。


収穫祭コースに合わせて開かれた棚田まつりには500~600名の来場者があり、地元人による「神楽」の上演もやる。


棚田維持にオーナー会員、トラスト会員、農作業ボランティア制度も作っている。と入ってもオーナー会員は5会員、トラスト会員は13会員、ボランティアは13名で、棚田米のブランド化を図り、「山王寺棚田舞」を栽培する。「山王寺棚田舞」は縁故米として30kg1万円で販売しており、固定客が増加中とのこおt。


その成果が昨日我が家に届いた。「山王寺棚田舞5kgといろんな野菜である。添え状に「特にめずらしいものはなく、何の風情もございませんが」とあるが、この謙虚さというか、奥ゆかしさというかこの方々の暖かい人柄が自然に醸し出されていてここちよい。「おもてなし」というのはこういう心性の持ち主が言動するときに立ち上る文化のことでしょう。これにくらべて、行政がいう、あるいは美人がオリンピック招致でいう「おもてなし」ってのは何のことkわ判らんというより、下品に聞こえるだけだな。
しもちゃんのブログ 雨宿りができる程度の展望台から見た棚田。

しもちゃんのブログ 生物多様性と共棲する生き物たち

しもちゃんのブログ ブランド化を図っている山王寺棚田舞(米)