単に島にしか見えなかった能島が、今治市教育委員会の様子をうかがいながらのじわじわ伐採によって、やっと城らしくなった。能島城の再生だ。
鯛崎島からみた能島城。軍艦みたいですね。能島城からは瀬戸内の貫流燧灘は見えず、この鯛崎から始めてみえる。今、売れに売れてる小説は、ここんとこ少し間違えてるとの指摘もある。
遺跡を遺跡らしく見せなくて、なにが文化財を大切にしましょうかね。何が国民の財産かね。
これで本丸、二の丸、三の丸の曲輪、出曲輪がすっきりはっきり見えるようになりました。下の写真は三の丸の隅だけど、屹立する隅と平坦な曲輪がきれいでしょう。
斜面や曲輪縁にそびえ立ち、遺跡の崩壊につながる危険木であるクヌギ類を除去し、遺跡の保護にもなっているのだが、だが見えない地下に根を延ばし遺跡を壊している桜だけはそれから免れている。結果、皮肉なことに桜がよく見えるようになり、単純に喜んでいる輩もいる。
一年にたった一週間だけの人間の娯楽のために桜だけが遺跡破壊犯人から免罪されてどうしていいのか。景観のうえからもまっちしない。
今、全国的に遺跡の保護からも、景観からも敵対的なのは桜だ。それに対し、いろんなところで遺跡をまもることに努力が続けられているのに、どうも大御所が逆に動いているようだとの噂がある。
これについてはそのうちな。