愛媛大学考古学研究室がここ数年調査している愛媛県越智郡弓削町佐島の宮の浦遺跡の現地説明会が8月24日現地でおこなわれた。
最下層に古墳初期の製塩土器層があり
その上層に今回古代後期の層が見つかったがこれが製塩とどう関係するかは未定
その上層が以前から確認していた中世の塩田層で表面がガチガチに硬化している。これの後背湿地との境にトレンチを設定調査したところ落ち際に幅1m、高さ30㎝(数値は山勘です)程の盛土が断面に確認できた。揚浜式塩田の限りをなす土手の可能性が出てきた。
まだ断面だけなので、平面での確認がこれから必要であるが、多いに期待したい。ただ海岸までちょっと距離があったりして、問題点も残るが、大事にしながら追跡調査を続行して欲しいし、きっと応えて呉れるでしょう。
もし揚浜式塩田のあとと実証されれば国史跡クラスもんでしょう。
その上層には近世の塩田も新に確認された。
地元では海水を鹹水としての塩作りをやってて、これの生が味があって美味いんですよね。夾雑物が入っててね。販売してますので、皆さん天麩羅なんかにもどうぞ。
それとこれを使っての地元産天然鯛の一夜干しは堪らん旨さですよ。ツマミにも、朝飯の友にも、簡単チラシなんかにもいろいろ用途あり。
見てないけど、弓削塩のHPがあるそうですから、そちらからアプローチを。
右下の二層の盛り上がりが中世塩田の畦か。上層に近世塩田。
浜までちょっと距離がありますね。雨のなか、こんな離れ小島までよくぞお出かけと感激。中国の山東大学と四川大學の学生さんも参加。英語ぺらぺらでよく働くとか。一人っ子せいさくのでの甘えん坊かと思われるが全然違うんだって。