伊予の砥部町出身、龍谷大学で考古学を学び、伊予に戻って1980年から90年代前半にかけて考古学活動に勤しんだ相田則美さんが今年三月になくなった。
愛媛県誌の『考古編』の編集に携わり、そのなかで、各種の遺物や遺構のコルプスを折り込み、弱体愛媛考古学をレベルに引き上げようと頑張った。また、愛媛県松前町出作遺跡の調査に携わり、5世紀代の川辺(重信川)の祭りを明らかにした。
その後、初期段階の松山市考古館の活動に関わり、そのオープンに助力した。また今治市妙見山古墳の試掘などにも参加した。
若い考古学徒のよき相談相手として兄のように慕われていた。
ご冥福を祈ります。 合掌