好天の19日(土)午後、愛媛大学南加ホールで同上大会が開かれた。80有余の参加者があったが、研究者は勿論、教育委員会関係、一般の人も多く参加した。講演会ではなく、こうした専門研究会にこれだけの参加は珍しい。
夜の部の懇親会にはその半数の40人弱が参加した。こちらは関係者が多かったが、何か和やかな昼の延長のように昼の部の話題で盛り上がった。
開会挨拶 下條信行(瀬戸内海考古学研究会 代表)
第一部 南予弥生文化の特色と豊後
幡上敬一(鬼北町教委)「愛媛県鬼北町興野々寺山遺跡とその生活基盤」
坪根伸也(大分市教委)「興野々寺山遺跡と豊後の弥生集落」
第二部 伊予市場南組窯と初期須恵器研究」
三吉秀充(愛媛大学)「伊豫市市場南組窯跡で生産された初期須恵器を巡る諸問題」
定森秀夫(滋賀県立大学)「市場南組窯と初期須恵器研究の現状」
第三部 伊予古代山城の特色とアジア
渡邊芳貴(西条市教育委員会)「永納山城と古代山城における土塁構造の検討」
亀田修一(岡山理科大学)「朝鮮半島の古代山城と永納山城」
第四部 アジアの墓制
松永悦枝(愛媛大学)「韓国三国時代の墓制と土器副葬の地域色に関する基礎的研究」
定森秀夫:コメント
閉会挨拶 谷若倫朗(瀬戸内海考古学研究会 副代表)
夜の部・懇親会
開会挨拶 村上恭通(瀬戸内海考古学研究会 副代表)
乾杯挨拶 丹羽佑一(香川大学教授)
閉会挨拶 栗田茂敏(瀬戸内海考古学研究会 副代表)
なお、瀬戸内海考古学研究会はその研究活動の一環として、県内で催される各種研究会に参加し、共催者等としても積極的にサポートていくことが表明され、以下の例が紹介された。詳細は追って知らせます。
第5回AIC国際シンポジウム 「日中塩業考古学の現状と課題」 8/18午後 愛媛大学南加ホール
主催 愛媛大学東アジア古代鉄文化研究センター 共催 瀬戸内海考古学研究会ほか
「海の古墳を考えるⅡ」 10/6-10/7 今治総合福祉センター
主催 海の古墳を考える会 共催 瀬戸内海考古学研究会ほか
写真を登録するのを忘れてたので今回は無し。
大会内容については追って紹介してゆきます。