京都でのちょっとヤヤコシイ会議のあと、盛りはすぎてはいるが、まだ十分に鑑賞に堪えうる桜を見に行った。
場所は葵橋から上の賀茂川土手。昔からここの桜は美事だったが、写真のような健在振り。
京の美は時間をかけて磨き上げた人工の賜、人工の極致なんだよね。桜、竹、紅葉、寺、神社、信仰、祭り、料理、茶、花すべてそうでしょう。
そうした技をもたないところが真似だけしたってどうなる。いわんや、瞬間的(一回から数年)イベントばかしに飛びついたって、なんの歴史的、文化的蓄積にはなりはせんよ。消耗。
中央に無い文化や歴史をもっと大事にしなけりゃね。
夕食に入った、天ぷら屋でタケノコ、蕗の薹、空豆などは面白かったがカタクリの花と茎の天麩羅が出たのには驚いたとどうじにちょっと感動的。実は秋田の角館の近くにあるカタクリの群落を4-5月の花咲くコロ見に行こうかなと検討していた最中だったので。味は内緒。
翌日、錦市場を彷徨いていたら、野蒜やなんとカタクリの花茎が売っていた。酢みそで食べるといいそうだ。
どう、美事でしょう。