1/2、あったw
いやー、昨日の4話を見たあとにすぐ書こうと思ったんですけどね、
獅童アニキの破壊力に気持ちをそがれてしまいまして笑
※でもいま無性にらーめん食べたい。近所のラーメン屋に行くか、足をのばしてホープ軒に行くか考え中。
でもさすが、皆さんはすぐアップされていて。
楽しく拝見いたしました。
なーむー。
怪物くん。
面白いですなー。
まあさとちはリアル怪物くんですからねw
もうねー、めっちゃかわいい。大野さんてやっぱ凄いですよね。
再確認の時期ですよ(1年に1回の)
思い返せば、「次の大野の主演作は怪物くんらしい」って噂が飛び交った頃の、智担のざわめきはものすごかった。
かなりの数の智担が
「まーじーでーorz」「竜ちゃんにチェホンマン??」
↓
「でも、大野さんなら、今回も凄いものを見せてくれるはず」
の浮き沈みを経験したはず。
ごめんなさい大野さん。一瞬でも逡巡した自分を殴りたい気分で今怪物くんを見ています。
何が嬉しいって・・・
①大野さんの怪物くんがすばらしいこと(これはまたのちほど書きます)
※かわいすぎるでしょう。大野さんならピカチュウもできるよまじで。
②ドラマ怪物くんのクオリティが高すぎる件
この2点です。
とくに②ドラマ怪物くんのクオリティが高すぎる件、これは嬉しいです。
もうね、日テレの本気臭がぷんぷんしますよね。
嵐のさまざまな作品にも同じことを感じるんですけど、スタッフ、キャスト、全員が本気なんですよね。
いや、ドラマのお仕事なんてクリエイティブなお仕事なので、どのドラマでもみなが本気でやっていることはデフォルトであるはずなんですよ。
だけどマーケティングが悪いのか、実力不足なのか、資金不足なのか・・・さまざまな理由で「すばらしいドラマ」に出会うことは難しいんですよね。
※このごろはね、映画でも難しくなっています
たとえば
(※このへんから毒舌入ります。shimaの独断と偏見によります)
「スマイル」は、志があったけど、脚本の実力不足。
キャストの演技がすばらしくて、脚本の穴をカバーしてましたけど、全体像としてはいびつな感じ。
「クイズショウ」は演出にキレがない。深夜版が超ソリッドだったのでどうしても比べてしまうけど、あれはやっぱりゴールデン向きじゃなかったと思う。
※でも、全体像に綻びがなくキレイな形をしているからって万人にウケるドラマになるってわけでもなくて、そこは時代や対象に合わせたずらし方をしないとダメなんですがね。
「スマイル」にはそのいびつさゆえに私はひきつけられました。
「怪物くん」は、翔さんの「ヤッターマン」の成功を機に製作を検討されたものらしいですね。
そういえばこないだ「ヤッターマン」地上派でやっていました。
「ヤッターマン」もすばらしい作品でしたね。
コンセプトもマーケティングもばっちり、普遍性もポピュラリティも作品性もあって、とっても面白かった。
「子供から大人まで」って云われてましたけど、でも、本当に面白いものは子供も大人も関係なく面白いんだと思います。
ヤッターマンもね、実際はややエロな作品で(三池さんだもんね)「子供に見せるのはちょっと・・・」的なね?そんな意見もありましたがね。。
(※ここから毒舌入ります。shimaの独断と偏見によります)
私は子供を育てた経験はありませんので、自分が子供だったころを思い出して、子供側から書きますけど、
子供はちょっと下世話でえぐいものが好きなんですよ。
そしてそれを「建前的にはいけないものだ」「えぐいことだ」っていうことを自分で感じることができるんです。
(まあほんとにやばい、スプラッター的なものとかトラウマ残る級のものはさすがにどうかと思いますが)
そこのバランスを、ヤッターマンや怪物くんは上手く取れてると思います。
怪物くんもヤッターマンも、アラサーからアラフィフの人たちが親しんだアニメですよね。
思えば昔はドロンジョ様の裸とか、志村さんのコントでもトップレスの女性が出てたりとか、芸能人水泳大会の水中騎馬戦でポロリとか、金曜ロードショーの洋画のR18なシーンとか、テレビにいろいろ下世話な表現が満載でしたよね。あと、ダウンタウンのコントとかね。
だけど今は、やばそうな表現は深度をあげてインターネットの中で展開、だれもが触れられる地上派の世界(特にゴールデン)は清潔第一の面白みのないものに変化してしまっています。
※こっちのほうがこどもにとってはよろしくない世界なんじゃないかなあと思うんですけど。
(嵐がその清潔世界の最前線に立たされようとしているこの頃、それがね、ちょっとね、気になっているわけなんですけども)
ああ、私が松本人志を好きな訳はこれだ。あの頃の下世話さを未だ持っている芸人だから好きなんだ。
(脱線)
あ!凄い。日テレ、凄いなあ。今気がついた。
日テレは黄金バランスを手に入れてますね。
ヤッターマンのときにね、「三池×櫻井×深田」の起用の妙にうなったんですよね。
三池監督というのは一見エログロな作品を主に撮ってるといっても過言ではないアングラ監督でありつつ大物監督ですけれど(もうトラウマ級だけど面白いんですよ。エログロの向こうがわ)その三池さんが撮るんだから、「ヤッターマン」が爽やかなだけの作品に終わるわけないんですよね。
それがあのバージンローダー×ヤッターワンの禁断のシーンだったり、岡本杏奈ちゃんのふとももに現れてたわけですが、主役に櫻井翔という稀代の好感度を持つオトコを起用することで、一定の好感度は担保されるわけですよ!プラスエロカワの深田恭子がドロンジョ様をあのクオリティで演じることによって、「かーわーいーいー」となるしね。
凄いバランスだなあと思ったわけですが、
「怪物くん」もこの4話「俺のお年寄り」では、内容がわかりやすくブラックでしたよね。
1~3話もね、ブラックなんですよ、けっこう。
だってヒロシの性格が基本悪いし笑、ウタコのお金のくだりだって、大人ならみんな一度は経験して自己嫌悪に陥ってそうな話しだし、友情の話も、いっぺんとおりではない、その向こう側を見せてたし。
(そうそう藤子A先生の書く話って、「その向こう側」の話なんですよね)
でも、4話はさらっと書いてたけど、お年寄りが悪魔に殺される話ですからね。
しかも、「いいこと」として。それが「いいこと」なのか「わるいこと」なのか、価値観はひとつではなくて。
※お金のときにも「お金っていいもんなのか?わるいもんなのか?」ってくだりありましたね。
私は今回、怪物くんがフミさんのお墓参りに行って手をあわせるシーン、卵をお供に振舞うシーン、カレーを食べた後に「ごちそうさまでした」って手を合わせるシーンで泣けました。
お年寄りを「お年寄りだから大切に、敬わなければいけない」のではなくて、
「お年寄りが教えてくれたこと」を大切にしている怪物くんを見て「うわあああ・・・」ってキちゃいました。
※お供に卵を振舞うなんて、怪物くんてばお供のこと大好きなのねうふふ
さらっと見るとブラックな内容なんですけど、その中に凄く大切なものがこめられている話でしたよね。
※そして毎回そうなのがすごいんです。Aセンセ、絶対満足してるよね。
でね、なにが黄金バランスなのかといいますと。
嵐×下世話(ブラック)(シュールでもいいな)ですよ。
「ヤッターマン」も「怪物くん」も、上手にミックスされてます。
両作品に通じることは、いわゆる「子供だまし」ではなく、大人がやりたいことやってる感じ。
それを表現する際に「嵐」の持つ魅力を利用することで、下世話さが緩和されるところ。
それは「子供に対する建前的な配慮」なんだけど、子供はそういうところも見抜いちゃってて、ほんとは大人が楽しんでるところを同じように楽しんでたりしてね。
こういう作品は、年を経て見返すと、味わいが違って、何年も楽しめたりするんですよね。
そして大人は、昔の自分を思い出してちょっとノスタルジーな気持ちになれたりして気持ちいいしね。
(この昭和ブームはそういうことだと思う。
創ってる人たちの世代もアラサーからアラフィフでしょうしね、やっぱ藤子先生とか、手塚先生の影響(タツノコもそうでうすよね)がここにきて新しい表現で出てきて、受け入れられてるんでしょうね。
ほんとに子供たちに見てもらいたいわあ。日テレいい仕事してますよ。
でね。。。次の日テレの本気は
「GANTZ」!でしょ。。。
これもいわゆる黄金バランスを利用した、「ヤッターマン」「怪物くん」に続くものだと、私は勝手に期待しております。
むふふ。