小沢くんがまたコンサートをするそうです。
ですが私はチケットを手に入れることができず、初めてチケ流に手を染めました。。。
たぶん?なんとか?参加できそうな。。。お願いしますよほんと。。。な感じです。
小沢くん、音楽を発表し続けてくれそうですね。
発表?発表じゃないかあ。。なんだろ、そっと差し出す的なイメージなんだけどな、奏でる?
上手い言葉が見つからないけど。
二〇一〇年のコンサートも作品として発売されるそうです。
これにはびっくりしたなー。
嬉しい、嬉しいんだけど、絶対手に入れますけど(そしてその手に入れるシチュエーションをどう演出しようかと考えているところ)でも、なんか、そうかー、世に出しちゃいますかー、という気がしないでもない(曖昧すぎる日本語。日本語のいいところ。)
二〇一〇年のコンサートは、それはもう素敵で熱くて痺れるコンサートだったことは以前にも書きましたが、そこで発表された新曲を含め、これは音源化されることはないんだろうなあ、とね、なぜだか勝手に納得していたのでね。(シッカショ節の投げ銭方式なんかは彼らしいと思いましたが)
そこに、小沢くんのお父様の研究対象である口語伝承(口伝え)のロマンを勝手に感じていたのでね。それに想い周る思考がとても小沢健二的な気がしていたので、今回の発売は意外だなあと感じたのですが、でも、めっちゃ楽しみです。
人間、あれだけ骨抜きにされることがあるのかと思うくらいの時間でしたからね。あれは光だ。
そのCDは、
■ひふみよライブ三枚組(全三十一曲)
■新刊本“ドゥワッチャライク 1994-1997”
■新刊本“うさぎ! 2010-2011”
■彫り模様入り白蝶貝ボタン十二個
■絵巻物一巻、写真/歌詞カード二十七枚
■写真立て七脚
しめて一万五千円也、だそうです。
写真立て七脚w、楽しみすぎる。
小沢くんは、先日、ユーストリームでこの作品を発表することを発表したのですが
その模様↓
そこで、この作品のこと、それから自分の音楽活動のことを話しています。
とくに、音楽活動のこと(なぜ音楽活動を続けなかったのか、ということ)を喋っていて、
それも意外な気がしました。
その中身が意外だったのではなく、(中身は全く納得のできる、いや、わかってたよ、小沢くん。。。っていう内容でした)それを話すという行為に関して、です。
小沢くんから直接聴けるというのはとても嬉しいのですが、「あれ、小沢くんて。。。」みたいな。
ちょっとした?があって、なんだろうかな、それは。。。。
なんだか昔に比べてとっても親切なような気がするのです。
このユーストリームを見て、シンプルに、ああ、小沢くんて変わった人だなーって思ったんです。
きっと昔から変わった人だったんでしょうけど、若い頃はいろんなレトリックでそれを煙に巻いていて、こちらの希望的観測もあったし、小沢くん本人も面白くて乗っかっていましたからよくわかんないところもあって。
(その時期も美しかったということはもちろんとして)
だからちょっと変わっているけれど、だけどどこかからは演出だよね、と、先回りして受け取っていた(むしろ積極的に楽しんでいた)のですが、一方、彼の音楽は、前述のレトリックなんかではごまかせないくらい、素直で複雑で正直であざやかなものでした。(あんなふうな音楽、ですね)
彼は自分の音楽に関してとても誠実で、その音楽には彼自身が考えたこと、感じたこと、想いやのぞみが凝縮されています。
その音楽は、他人が作ったものなのに、私に馴染み、私のなかの終わったことや信じてるけど忘れていたこと、期待したいきもちなどを呼び起こしてくれます。とてもよく効くくすりです。
こんなくすりを調合する小沢くんを私は尊敬していて、羨んでいます。
それは、小沢くんは小沢くんのまま生きている、と感じるから。
正直に生きるということは、条件や環境にも左右されるじゃん、って言い訳をしながら生きている自分を少し恥ずかしいと思っているから。小沢くんの曲は、その少し恥ずかしい私と小沢くんを(大きくいうとみんなを)つないでくれるものです。
小沢くんは大人になって、さらにシンプルになったな、と感じます。
だからこうやって私たちに向き合うことをはじめられたんだな、と。
その抽出がひふみよであり、「我ら、時。」であり、親切すぎるスピーチなんだなと。
本当に、小沢健二のファンは幸せだと思います。
「あの」、美しい時代は楽しかったし、小沢くんが消えたとこれまた先回りして諦めてた時間を経て、今こうしてまた小沢くんが帰ってきた。いや。。。帰ってきたっていうか、いつもそこにいたんだね、ていう実感を感じることができている。
こんな風に感じることができる音楽って、そうないと思う。本当に幸せなことだ。
私は、小沢くんの発表した曲の中で、未聴の曲、というのが何曲かあって。
それは小沢くんがメディアに出ていた頃の後期の数曲なんだけど、小沢くんが今後新曲を出さないだろうと思ってわざと聴くのをさけていたのですが、もうそんな心配はなさそうだから(インターバルはありそうだけれども)1曲紐解くことにしました。
恋しくて