初めての内覧会の後は、チラシやホームページの情報を頼りに、週末ごとに住宅内覧会や展示場をまわった。


床下や天井裏に炭がいっぱい入っている家、スキップフロアを多用した家、床暖房が売りの家、断熱性を売りにする家、中には地中熱を売りにしている家もあった。


値段も仕様もまちまちだったが、とにかく時間の都合がつく限り見て歩いた。


そうしているうちに、なんとなくいろんな工務店の特徴がつかめるようになってきて、なんとなく自分たちの希望する家のイメージが固まりつつあった。


紅葉のシーズンも終わりかけのころ、全館床暖房を売りにしているモデルハウスで、カフェイベント(お茶を飲みながら相談?)があるということで、フラッと出かけることにした。


ここのモデルハウスは一度行ったことがあったが、床暖房は体感していなかった。


モデルハウスに入ると、なんとなくほっこりする感じで、居心地がよさそうだった。


担当の女性とお茶を飲みながら話しをしたが、とにかく足元が暖かく、裸足でもいいくらいだった。


他にお客さんも来なかったので、途中から合流した営業さんを交えて、1時間ほど話しをした。


何時間いてもいいなと思ったが、いろいろと資料をもらって帰ることにした。


帰りの車内では、床暖房いいな・・・ということで会話が弾んだ。


いま考えると、運命的な出会いだったのかもしれない・・・。