久しぶりに映画の話し・・・というかDVDですね。
この映画は、ビデオデッキの開発のことを描いた映画。
時代はVHSとベータの規格争いの真っ只中・・・その中でかたくなに家庭用VHSビデオの開発を行うビクターのビデオ事業部。
実は・・・この時代の少し後ににビデオの製造に携わっていたわけで、技術屋さんたちの気持ちが手にとるようにわかる。
自分が担当していたのは、製造過程の品質管理と規格外品の修理など・・・人がいなければ製造もやったし、サービスの支援もした。
私が工場勤務をしていた頃は、VHS対ベータの戦争は終末期に入り、ベータはソニーを中心とした数社が販売するのみで、ほとんどがVHSになっていた。
実は・・・ベータとVHSは基本的な部分は非常に似ている。
個人的には、ベータの方が画質も音質も優れていると思う。
しかし、なぜVHSが勝ったのかというと、互換性を重視し、開発した技術を惜しげもなく公開したからだろう。
この映画・・・ビクターで作られただけあって、ちょっとビクターびいきのような感じもするが、家電製品の製造に携わってきたことのある人間にとっては、懐かしさをかんじることができる。
VHSは発売から20年が経過してもまだ現役で活躍しているし、今でも年間数種類の新製品が発売されるらしい。
もっとも最近はDVD一体型がほとんどらしいが・・・。
この映画・・・懐かしく見させてもらった。
面白かった・・・。
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