マキノ雅彦監督作品で、中井貴一や木村佳乃や長門裕之らが出演。
マキノ雅彦=津川雅彦で、初監督作品らしい。
映画は、ある落語家がもうすぐ臨終というシーンから始まる。
最後にそそが見たいという落語家・・・それで、弟子の橋太が自分の妻のそそを・・・。
そそとは関西の方言で、女性の「○○○」のこと。
恥ずかしそうにそそを見せる橋太の妻の茂子。
ところが、今まさに臨終の落語家は、そそではなく「外」が見たかったということで、最後の言葉が「アホ」だった。
こんなシーンから始まったこの映画は、お葬式やお通夜をテーマにしているのに、あんまりかなしくならないというか、逆に楽しいような感じで、亡くなった伊丹十三の「お葬式」をも髣髴させる。
最初は、悲しそうな映画だと思ってレンタルしたが、中身は津川ワールド・・・こんな映画だと思う。
ぜひ一度、皆さんにも観てもらいたい。
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