阪神の金本知憲監督が今季限りで辞任することが11日、決まった。


金本監督は15年オフにチームの抜本的改革を託されて就任。2年目の昨季は2位に躍進し、期待を抱かせたが、今季は終盤に故障者が相次ぎ01年以来17年ぶりの最下位が確定していた。 



 金本監督は午後1時から西宮市の球団事務所で会見。スッキリした表情で、時折笑顔も見せながら質問に答えた。以下は監督との一問一答。 



 -辞任を決断したのは。 

 「昨日の試合後ですね。伝えたのは社長の方です」 

 -決断の理由は? 

 「成績不振です」 

 -いつぐらいから考えていたのか。 

 「最下位が決まったぐらいから」 

 -社長から何か言われましたか。 

 「もう少し頑張ってみればと言われましたが、僕の意志が固かったです。やり残したことも多々ありますけど、結果の世界ですので。何より最下位という、そこですよね」 

 -3年間指揮を執ってみてどうだったか。 

 「しんどかったのが一番。若い選手が活躍してくれるのはうれしかったし、僕の方がわくわくして楽しい思いはありました」 

 -今後のチームに期待することは? 

 「一緒にやった選手、若手が一人前になってほしい。われわれが、教えたことを肝に銘じて一人前になってもらいたい」 

 -今後どうするのか 

 「何も決めてない。ゆっくり疲れをとりたいというかね」 



あの挨拶にはそういう気持ちが込められていたんやね。


上手く言葉にならなかったもどかしさは伝わった。でも、この成績を誰の責任も取らず「不運でした」では済まされない。

悔しいだろうけど、もう苦しみから解放されていいのではとも思う。



面食らったのは阪神電車本社で後任人事など急転直下の出来事でバタバタしてるだろう。

一部報道では矢野二軍監督の昇格、あるいは岡田前監督などと報じられているが、ここは腐りきった阪神タイガースというチームに新たな血を入れるのはどうかな。



外から阪神を冷静に見ていた人、阪神のお家事情にあまり深く関わっていない人。これが一番ふさわしいと思う。穴をツギハギで補うのではなく、生まれ変わるべきだ。


個人的には田尾安志、梨田前楽天監督などに指揮をとって欲しいと思ってる。

田尾氏は金本監督の采配に的確に意見を述べていて現在のチームの低迷を開幕直後から予言していた。


梨田昌孝氏は今季こそ不振による辞任となったが過去日本ハムを優勝に導く采配を評価している。



タイガースOBで固める人事が繰り返されるようならいつまでもリーグの底の方を這いつくばっていることになるだろう。