中日 0-5 阪神 15回戦 (ナゴヤドーム)

阪神が中日に快勝して２連勝。再び単独２位に浮上した。

　先発の秋山は、二、五回と１死一、三塁を招いたが、得点は与えなかった。中日打線を、カットボール、フォークで幻惑した。要所では最速１４５キロの直球で強気に攻めた。７回を投げ、６安打無失点で今季９勝目（４敗）を挙げ、初の２桁勝利に王手を懸けた。

秋山はヒーローインタビューで自身の登板時に活躍する同期たちに感謝の言葉を述べた。

　－－完封まであるのではないかと思ったが

　「序盤から多くランナーを出してしまいましたけど、粘り強くというのをテーマに持って、しっかり任されたイニングは消化できたかなと思います」

　－－七回、先頭打者を出しながら三振３つで切り抜けた

　「しんどかったですけど、自分を信じて、坂本やバックのみなさんを信じた結果かなと思います」

　－－登板したときに大和がよく打つ

　　「大和さんも、それと俊介さんも同期で、投げた試合でめちゃくちゃ打ってくれているんで、本当に助かっています」

－－このところコンビを組んで勝ちっぱなしの坂本の存在は

　「迷惑ばかりかけていると思うんですけど、すごく必死にリードしてくれていると感じるので、僕も自信を持って投げ込めています」

　－－単独２位浮上

　「僕としてはこの先大事な試合で結果を出すことが一番だと思うので、こういうピッチングを続けていくことが一番だと思います」

　－－次回登板に２桁勝利がかかる

　「数字は気にすると思いますが、目の前の試合を必死にがんばりたいと思います」

　－－ファンに一言

　「長期ロードの始まりで、しんどい時期が続くと思いますけど、選手みんなで必死に戦って、上を目指して生きたいと思います」

　阪神は二回、先頭の大和が昨年５月５日以来となる１号ソロで先制。