本日の試合は広島市内で大規模な土砂災害が発生したことに配慮して、鳴り物での応援を自粛。また、両チームの選手は試合前黙祷を行い、喪章を着けてプレー。球場には半旗が掲げられた。
こういう雰囲気の中、勝てば今季初の首位の可能性もあったが広島に完敗した。チームの連勝は4で止まり、ここまで6カード連続で3連戦初戦を取っていたが、それも途切れた。
広島先発の前田健太が気迫の投球を見せた。
「『カープが勝つことが楽しみ』というコメントをいただいた。被災された人、ファンの人のためにも一生懸命勝っていきます」
前田健太はタイガース打線を5安打に封じ、139球で今季初完封。5年連続の二桁勝利を挙げた。
タイガースの先発藤浪は5回6安打4失点で降板。広島戦ではレギュラーシーズン通算6勝負けなしと相性の良さを買われてのこの日の登板となったが結果を出せなかった。
「要所で相手打者にうまく合わされてしまった」と悔しがった藤浪。それでも、チーム優勝のために活躍は欠かせないだけに「この反省を次回の登板にしっかりと生かしたい」と前を向いた。
首位到達どころか、3位・広島とのゲーム差も1・5に縮まった。
■2014/8/22 試合結果
対広島 17回戦 マツダスタジアム
神|000 000 000|0
広|102 011 01x|6
勝:前田10勝6敗0S
敗:藤浪8勝6敗0S
HR:會澤ソロ8号
神:藤浪-榎田-筒井-玉置
広:前田
8/23の予告先発
神:能見 篤史
広:大瀬良 大地