西武2連戦へ向け上京した阪神の真弓明信監督(55)が9日、当面は打順を変更せずに臨む方針を示した。

 ブラゼルの加入で息を吹き返したかに見えた猛虎打線だが、課題は残っている。1番に据えた鳥谷は打率・244と落ち込み、5番の新井は打率・216と低迷。
ただ指揮官は打順の変更はあるかとの問いに「それはない」と言い切った。新井については「良くなってきていると自分でも分かってると思うよ。打球が正面とか突くけどね」と復調の兆しを感じ取っている。

 ただ首位の巨人とは11・5ゲーム差。不振が長引くようであれば対策を講じていかなければならない。和田打撃コーチも「きょう、明日ではないよ」と前置きした上で、「ここからはいかに勝てるか、つながるか。カネ(金本)を動かすことはないけど、それ以外は流動的になると思う」と打線組み替えの可能性を口にする。

 望まれるのは1日も早い新井、鳥谷の復調。逆襲には中心選手2人の存在が欠かせない。