阪神が新外国人選手として獲得交渉を進めている元西武のクレイグ・ブラゼル内野手(29)が27日にも来日することが23日、明らかになった。

所属していた米独立リーグのセインツを現地時間21日限りで退団。関係者によると交渉は「99%合意」に達し、来日準備を開始している。正式契約への手続きを代理人に任せ、早期のチーム合流を目指す方向だ。

 緊急補強に乗り出した阪神球団の希望に応える形で、ブラゼルが大急ぎで“来日態勢”を整え始めた。21日(現地時間)に米独立リーグのセインツを退団。関係者は「99%合意に達した。日本に行くのは間違いない」と話し、チームへの合流が秒読み段階に入った。

 現地時間26日に米国を出発し、日本には27日に到着する予定だ。セインツでは出場6試合、打率・556、4本塁打、11打点と好調。日本での再挑戦にも自信を持っており、ブラゼル自身、再来日を心待ちにしている。

 南球団社長はオリックス戦前、「まず(日本に)呼んで、最短で(チーム合流、契約と)いけるように考えている」とコメントした。
 早めの手続きと並行してブラゼルのコンディションづくりを急ピッチで行い、早ければ5月最終週のプレーも視野に入れている。